≪ブラジルニュース(マツエ版)≫ 日本語版のみ連載 1192
W50に転送します。 広橋
2024年6月13日のブラジルニュースです。(確認6月13日)
為替1US$=5.36レアル(-0.73%)
石油1バレル=US$82.00(2か月先物価格)
出来事 1 米国がキューバへ潜水艦派遣
ロシアが軍事演習開始(ニュース見出し)
ロシア艦艇が軍事演習のためキューバに到着後、米国は高速攻撃型潜水艦をグアンタナモに派遣した。
ジェイク・サリバン安全保障担当補佐官によると、米政府はロシアの動きを脅威とは考えていないが、米海軍はロシアの動きを注意深く監視しており、演習を監視する船舶や航空機も指定しているという。
出来事 2 G7会議にてバイデン大統領とゼレンスキー大統領が10年間の協力に合意、サインした。 (国際ニュース見出し)(まだこれから10年も戦争を続けるつもりなのでしょうか?)
バイデン氏とゼレンスキー氏はウクライナがNATOに加盟するための事前合意に署名。 G7はロシアの資産から得た収益をロシアに数十億ドルを融資するために使用。
ゼレンスキー大統領は長い間、ウクライナをNATOに加盟させる計画を持っていたが、内戦によりNATO構成国の一部からの支持を失った。
・・・・・G7に属さないブラジル政府の見解・・・・・・
ルーラ氏はゼレンスキー氏とプーチン氏が「戦争を楽しんでいる」と示唆し、ウクライナとロシア間の和平交渉を呼び掛ける。ルーラ大統領はまた、プーチン大統領を「擁護」していないとし、ロシアの侵略を最初に批判したのはブラジルだと述べた。
ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領(PT)は、ウクライナとロシア間の和平合意を改めて擁護し、ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領(ウクライナ)とウラジーミル・プーチン大統領(ロシア)が会話しないのは「彼らが平和協定(戦争?)を楽しんでいる」という兆候だと示唆した。 そうでなければ彼らはすでに平和的な解決策を見つけていた。
(サンパウロ在住の感想 ニュースを翻訳していて、今回のG7と呼ばれる会議に少し違和感を感じました。何故だろと思って。
まずG7という国々の構成です。G7とは、基本的価値を共有する7か国(フランス・米国・英国
・ドイツ・日本・イタリア・カナダ)ですが、フランス・ドイツ・イタリア・英国の4か国は
EUという枠組みの中の小国4つとなった感がする、それにカナダ、日本、アメリカという構成で実質G4のレベルまで下がってきてしまっているのではないか、と思えるからです。
現段階で世界を動かしている感じというのは、アメリカ、ロシア、EU、中国、インド、ブラジルそして日本とカナダ、という構成にしないと、話が実際に具体化できない世界になって来たのではないか、と思います。ー多分私の偏見だろうとは思いますが?ー
ロシアがウクライナ戦争を引き起こしたお陰で、そういう世界が浮き彫りになってきているのではないかと思え始めたからです。(エネルギー問題とか食糧問題)イギリス、フランス、ドイツ、イタリアという国々がEU 圏に属してしまって世界での影(立ち位置)が薄くなったのではないか、と感じるのは私の偏見かもしれません。 が、今回のG7という国々の個々の表情や発言を見ていたら、そんな気がしています)