≪ブラジルニュース(マツエ版)≫ 日本語版のみ連載1163
W50に転送します。 広橋
2024年5月14日のブラジルニュースです。(確認5月14日)
為替1US$=5.13アル(ー0.39%)
石油1バレル=US$82.78(2月先物価格)
出来事1 ポールト・アレグレ国際空港(サルガード・フィーリョ空港)は被害が酷く9月にしか再開できない(1面ニューストップ)
水没した旅客ターミナルが印象的でした。
サルガード・フィーリョ空港は9月に再開されそうです:Anac(アナック)はこの空港発着の切符発売を打ち切っています。
国家民間航空庁(ANAC)はサルガド・フィーリョ発着便の航空券の販売停止を命じた。
出来事 2 雨は降らなくてもグアイーバ川の水位は上昇。
死者は149人に増加、61万7000人が家を離れている。
ポールトアレグレは雨の日でなくても、今年もっとも寒い日となった:グアイーバ川は
更に水位を上げ、通りを水が覆い、家々からもっと住人を追い出すことになっている。
グアイーバ湖(川も湖も繋がってしまった)は水位が5.23mまで上昇している。
州都ポールトアレグレ市は、更に今年になっての最低気温10℃を記録している。
出来事 3 (ブラジル国際ニュースの見出し)ロシアがウクライナ第二の都市征服に近づく。
ロシアは戦争麻痺(欧米からの援助の遅れ)を打破し、ウクライナ第二の都市ハリコフ征服に近づく。
モスクワはアメリカからの援助(4月のパッケージ)のウクライナ到着の遅れに乗じている。ロシア軍はウクライナ第二の都市ハリコフを征服しようとしている。
(支援)4月、米国議会は608億ドルのウクライナ支援策を承認した。援助額は数十億ドルに上ったが、国外への戦争資金の追加放出に対する共和党の強い抵抗を受け、支援が完了するまでに数カ月を要した。
(訳者注:支援は弾薬等の武器支援であり、現金の援助は数十億ドルか)
戦争の初期に、ロシアはハリコフを迅速に攻撃する試みは失敗したが、1か月後に撤退した。 7か月後の2022年秋、ウクライナ軍はクレムリン軍をハリコフから追い出した。この大胆な反撃は、ウクライナは戦場でロシアを破ることができ、軍事支援を受けるに値すると西側諸国を説得するのに役立った。
約1年間にわたるウクライナ戦争の特徴となった停滞のシナリオは過去のものとなった。
ウクライナ政府はすでに、今後数週間でロシアがさらに大規模な攻撃を行うというシナリオに取り組んでいる。
西側からの支援が不足しているため、ウクライナ軍が現在戦場にいる歩兵、装甲、弾薬の数で劣っているという事実は重くのしかかっている。
世界で進行中の主な紛争の最前線の状況を日々監視している米国のシンクタンク、戦争研究研究所によると、現時点でのウクライナの状況は以下の通り。
ロシア軍は主にハリコフから進軍し、都市の北と北東に侵攻し、制圧に近づいている。 東部では、ほぼ全地域を支配するロシアの現在の位置により、同国の軍隊はドネツクのアヴディウカに進軍するために「複数の方向」を選択することができる。 ウクライナ国外では、クレムリンはGPS干渉を利用し、軍事物流インフラを妨害するなど、 NATO諸国に対するキャンペーンに投資している。
ウクライナ北東部のハリコフは、首都キエフに次ぐ最大の都市であることに加えて、ウクライナの重要な産業および科学の中心地でもあり、また戦争における抵抗の象徴の一つとなっています。
この地域の部隊は、2年以上にわたる戦争を通じてロシアの攻撃に最も抵抗した部隊だった。したがって、この都市におけるロシアの勝利の可能性も象徴的な重みを持ち、戦争の重要な勝利の一つとなる可能性がある。
同研究所の評価によれば、この前進はロシア国内外の計画的要因と計画外の要因が組み合わさって起こったという。 戦争の最初の年に数千の兵士、大砲、軍用車両を失った後、ロシアは時間をかけて軍事体制を再編することに成功し、経済面での策略により戦争への高額な支出を賄い維持することに成功した。
外部シナリオでは、ウクライナの主要な対外資金提供者である米国からの援助の遅れもウクライナに追い風となった。ウクライナの装備と大砲は劣化しており、キエフの前線はより脆弱かつ永続的なものとなっていた。
遅れに直面して、クレムリンは戦争戦術の方向を変更し、ウクライナの弾薬と人的資源の不足を利用しようとした。
(サンパウロ在住の感想 論評は、更に詳しく伝えていますが、ロシア対ウクライナ侵攻戦争の状況説明として、訳者マツエの解釈としてここまで簡単で詳しく説明していることを理解することも役立ちそうなので、長文になりましたが書きました、詳しくは新聞サイトに入って更に文章を追うのですが、ここまでにさせていただきます。 文章にもあるように、ここへきて戦線で変化が生じていることをお知らせしたかった次第です)