≪ブラジルニュース(マツエ版)≫ 日本語版のみ連載951
2023年10月18日のブラジルニュースです。
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出来事 1 パレスチナ紛争・その後のエジプト国境(今日の一面)
イスラエルは人道援助でエジプト国境のガザ通行を許可した。
ネタニェフ・イスラエル首相官房は、「通行許可はバイデンアメリカ大統領との会見後決定された」と発表した。
イスラエルは今日18日水曜日、エジプトに人道援助をガザに提供する許可を認めた。
イスラエル・ネタニェフ首相府官房は、この許可はアメリカ大統領
ジョウ・バイデン氏の要請によるもである、と発表した。
出来事 2 国連安全保障理事会でブラジル提案の議題(決議案)がアメリカ1国の拒否権で否決された。
アメリカの拒否権表明で、ブラジル提案のハマス・イスラエル戦争に関するブラジル提案が否決された。
国連安全保障理事会の輪番制の議長を務めるブラジルが、ハマスXイスラエル戦争、所謂中東戦争に関する決議案を提出していたが、アメリカ一国の拒否に(拒否権発動)よって、今回のブラジル案は拒否された。
(注:安保で拒否権を持つ国=現在の常任理事国(米・英・仏・露・中) の拒否権行使は国連憲章第 7 章の国際の平和と安全の維持に関する問題に限定する)
現在、ブラジル外務省によって次案が検討されているが、未だ決定に至っていない。
この議題は安全保障理事会の以下の、中国を含む12か国の賛成を得ている。
決議採択賛成国
- Brasil;
- China;
- França
- Albânia;
- Equador;
- Gabão;
- Gana;
- Japão;
- Malta;
- Moçambique;
- Suíça e
- Emirados Árabes Unidos
- 決議に棄権した2国 英国 ロシア
- 決議に反対 アメリカただ1国(であるが拒否権を行使できる常任理事国)
アメリカ一国の採択拒否理由(拒否権発動)
理事会での投票後、アメリカの国連安保大使の リンダ・トーマス=グリンフィールド女史によると「イスラエルの自衛権 に関する項目が無視されていること」が決議案に失望した理由だと述べた。
(サンパウロ在住の感想 この投票結果で感じたことは、日本がアメリカに反して、賛成の投票 を行ってることで全てアメリカ追随から、やはり最近は世界情勢が変わりつつあるように感じました。
世界が少しづつではありますが、変化しているのかもしれない。アメリカ大使が指摘しているように、イスラエルの自衛権の明記がない場合のことですね。
アラブ、イスラム、パレスチナのイスラエルを取り巻くすべての国が反イスラエルの戦争に加わる可能性も無きにしも非ずで、そうした場合を考慮しているのかな、と考える次第です)