≪ブラジルニュース(マツエ版)≫ 日本語版のみ連載887 | 私たちの50年!!

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1962年5月にサントス港に着いたあるぜんちな丸第12次航の同船者仲間681人の移住先国への定着の過程を書き残すのが目的です。

≪ブラジルニュース(マツエ版)≫ 日本語版のみ連載887

 

2023年8月15日のブラジルニュースです。

 

為替1US$=4.98REAL(+0.43%)

石油1バレル=US$81.08(2か月先物価格)

 

今日は78年目の終(敗)戦記念日ですね。

冷静に考えて、日本には理不尽な戦争(開戦)だったと素朴に思います。

 

出来事  1  サンパウロ在住は、知らなかった全国停電(今日大きな出来事)

鉱山動力大臣は、今日ブラジル全国(サンパウロは知らなかった)で2900万人が停電を味わった。

鉱山動力大臣のアレクサンドル・シルベイラ氏は記者会見を開き、実質的に国全体を襲った停電について語った。同氏はセアラでの「出来事」と、未確認の場所で起きた可能性のある別の「出来事」を原因として挙げた。

アレクサンドル・シルベイラ鉱山・エネルギー大臣は今週火曜日(15日)、25の州と連邦管区を襲った停電により約2,900万人のブラジル人が影響を受けたと発表した。

「ブラジルの消費者の3分の1が影響を受けた。ブラジルの消費者は8,500万人から9,000万人なので、平均2,700万人から2,900万人のブラジル人がこの瞬間的な停電に見舞われた」と同氏は断言した。

(ブラジル人口は2億1千万人弱なので、2900万家族という意味合い、かもしれない)

(サンパウロ在住の感想

幸いサンパウロ市内の中心部は、この停電の被害を受けなかったと思われます。

今日1日一度も停電しなかったからです。)

(今日の1面記事・停電の続報) なぜ停電が起こったのか。

鉱山動力大臣はPF(連邦警察)とABIN=アビンに「今日15日に起こった大停電が、人為的に起こされた物か」を調査することを希望する、というコメントを発してる。(ABIN=Agência Brasileira de Inteligência=ブラジル情報局)

アレクサンドル・シルベイラ鉱山・エネルギー大臣は今週火曜日(15日)、連邦警察とブラジル情報局(アビン)に対し、今日の停電が人為的行為によって引き起こされた可能性があるかどうか、調査するよう要請すると発表した。

 

出来事  2  ブラジル版の生活保護申請

ボルサファミリア(家族生活補助システム)受給申請が今年8月には50万件に達した。

(サンパウロ在住の感想 ブラジル北部、東北地方はこの制度で社会が明るくなったのではないかと感じています。しかしこの制度で、この地方の伝統だった南部への出稼ぎが出来なくなって、南部の特に大農場、が疲弊した、ということもあるようです。古くは、奴隷制廃止1888年頃から世界の移民を受け入れ、その後はブラジル各地(特に東北伯)の出稼ぎ者で労働力を満たしていた、というブラジルの歴史があります。

日本人のブラジル農業移住もこの延長線上に位置していたのですから)

 

出来事  3  また値上げの話。

ペトロブラス(国策石油会社)は燃料の値上げを発表しました。

ガソリン1リッター41センターボ、ジーゼル油78セターボの値上げ。

ガソリンの平均価格はリッター当たり2,93レアルとなり、ジーゼルは3,80レアルに、今日8月15日から実施された。

(サンパウロ在住の感想 この価格はペトロブラス(供給元)からスタンドへの価格で、スタンドの販売価格は各店で決定するのだろうと思います。今だいたい5レアル前後。偶然ですが、今日通りかかったポスト(スタンド)の価格がガソリンが 

リッター4,79レアルまで落ちていたので、ニュースになると思ったのですが、逆に今日ペトロブラスが値上げを発表していて、驚きました。

この原価を見たら納得できたポストの今日の価格値下げ、のようです。)