≪ブラジルニュース(マツエ版)≫ 日本語版のみ連載その764 | 私たちの50年!!

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1962年5月にサントス港に着いたあるぜんちな丸第12次航の同船者仲間681人の移住先国への定着の過程を書き残すのが目的です。

≪ブラジルニュース(マツエ版)≫ 日本語版のみ連載その764

 

2023年4月14日のブラジルニュースです。

 

為替1US$=4.91REAL(-0.23%)

石油1バレル=US$82.68(2か月先物価格)

 

出来事   1   為替US ドルの下降継続。

アメリカドルは4日連続で下降し、今週は1ドルは4,915レアルで週を締めくくりました。

 

出来事   2   国際通貨について(世界貿易の基本的考え方、現在のブラジルのドル安から)

なぜUSドルが国際貿易の貨幣単位として使用されているか理解しなければならない。

(サンパウロ在住の感想 国際経済の成り立ちは、簡単に言うと人間にとって何が大事な価値があるのか、というレベルから始まったと思う。その世界価値基準に合致した

のが、金(きん)であったのだろう。だから万物の基準をキンに置いた金本位制が採られることになって、価値の基準を作り上げた。しかしキンという金属は持ち運びに不便で仕方がないことが分かり、それならその金の価値を紙に印刷して、その紙の中に、この紙を持参した者にキン何グラムと交換します、と表示した、これが兌換紙幣の始まりで、常に金との交換が可能という立場であったわけです。

当時、アメリカは地球上の三分の二の金を保有しており、そのアメリカの紙幣のドルが金の価値を有している、という考えの元から、ドルと金が同じ価値をもって使用されても良いのではないかという考え方が生まれたのだろう、そんないきさつなのかと思いますが、その流れからドルをもって国際貨幣とする、という考え方がでてきたのか、結局、兌換紙幣から(金との交換の表現を省いて)不換紙幣となった時代がはじまり、世界は金という価値から分離した、世界で共通に使用できるドルの時代が始まったのではないか、と私は考えています。

ですから、国際関係共通の価値基準を作らねばならなくなりますね、ヨーロッパはそんな価値をEUROユーロという共通の貨幣価値を作って、加盟国はこの共通貨幣ユーロを使うようにしたのだろう、と思うわけです。

ですから、ドル使用を回避しようと思えば、・・・昨日今日、ルーラさんが中国で言っている共通貨幣を作らねばならない、例えばその貨幣単位、1ブリックスみたいな1BR みたいな貨幣単位をつくるわけですね。 そういうことをいっているのではないかと考えるわけです。その例として、アメリカのロシア追い込みに使われたドルでの商売をロシアが嫌がり、ルーブル・ロシア貨幣で貿易を行う、ということにルーラブラジル大統領がヒントを得たのではないか、と私はと思っています。

不味い説明でもうしわけありません。)