原田シンジさんの「大人が楽しむきれいな塗り絵 春夏の花々編より、【アジサイ】の続きです。


前回はここまで書きました。

その後、一旦休止し、オリジナル画を進め、また今週末に続きを描きました。


先ずは葉っぱを仕上げます。

葉脈に【から押し】をします。から押しとは、原田シンジさんのテキストにはよく出て来る言葉ですが、要するに鉄筆などで溝を掘る事。

彼以外、あまりこの言葉は使われませんが、鉄筆などで掘る技法は今ではメジャーです。

今回私は白の色鉛筆で、から押ししていますが、他に出なくなったボールペンやトレーシングペーパーを下に引いて、上からなぞる方法なども挙げられています。


から押しした後に、深緑と灰緑を塗り、暗い部分には紺色や紫を入れます。明るい部分には黄緑を追加して行きます。

全体的に強めに塗り込み、色鉛筆を油分で艶を出します。

下地に黄緑を入れているので、から押しした事によって、葉脈が黄緑色に浮き上がります。


最後に花弁を塗り込みます。

紺色で全体を塗り、特に濃い所には赤紫を入れていきます。明るい部分には薄紫とピンクを入れて整えます。


これにて完成!

まあ、塗り絵なので下絵があるのでそれらしくはなります。(笑)

少し強めに塗り込んで、原田シンジさんの画風を再現してみました。細部は下手ですが、それらしい絵になりました。


色鉛筆は三菱ポリカラー、紙はBeアートペーパーを使っています。

久々にポリカラーを使いましたが、強く塗り込むと、よりその魅力を引き出す事が出来る良い色鉛筆です。

一方、Beアートペーパーも久々に使いましたが、やっぱり私には合わないですね。カサカサして描きづらい。

仕上がりは優しい風合いになって素敵なのですが、いかんせん描いている段階で、思うように色が入らないし、濃く塗っても、塗ってる側から色が薄くなると言う現象がおきて、塗り直す手間が多いです。何なんだろこれ?

油分が浮いてきて白くなると言う事はあるにしても、そんなに早く白くなる??

ただ仕上がりは味わいがあって悪くは無いんですがねぇ〜。

紙だけはやっぱりKMKケント一択かな。