先日のホキ美術館に続いて、今度は国立新美術館へ行って来ました!
凄い近代的な建物。建築家、黒川紀章さんのデザインです。
中もモダン!
マティス展などもやっていましたが、今回のお目当ては【白日会展】
色鉛筆画家の長浦将也さんの作品を見たくて、行ってきました!
長浦さんの作品は過去に何度も見ており、ファンタジックな女性の絵や空の風景をよく描かれている方です。
以前、展覧会でデモンストレーションなんかも見させて頂きました。
空の絵が好きな私としては、密かに憧れている画家さんです。
白日会は油彩がメインの公募展ですが、その中に色鉛筆画が食い込んだと言うのは、なかなかの偉業です。
色鉛筆が画材として対等であると言う証ですね。
他人の作品なので、写真は控えますが、ご興味がある方は是非長浦さんのSNSをチェックしてみて下さい。
長浦さんの展示作品は、お得意の空の絵。【太陽と月のセレナーデ】と題されたその作品は、夕焼けに沈む太陽と空に浮かぶ三日月を描いた作品。
そこに無数の雲が何色にも連なっていて、とても幻想的!写実的でありながらも、長浦さんお得意のファンタジー要素も取り入れた素晴らしい作品。
いや〜素晴らしい!私も空の絵は好きですが、こうも自然に雲が描けるのは素晴らしいですね。憧れる!!
で、色鉛筆画だと分かっていながらも、近くで見てもよく画材が分からない作品。故に他の作品と比べて見劣ると言う事が無かったです。
長浦さんは本当に綺麗に塗る方で、筆跡とか粉の粒とか殆ど無いんですよね!だから、『これ色鉛筆??』って思うぐらい画材が不明です。(笑)
ただ油彩では無いなって言うのはトーンで分かります。
白日会についてですが、私は無知なので詳しい事は分かりません。(笑)
ただ、この会の傾向なのか?最近の傾向なのか?分かりませんが、全体的に写実画が多いです。(ってかほぼ写実画)
写実画を描いている私には有難い事で、先日のホキ美術館に続いて、今回もとても勉強になりました。
またモチーフも色々ですね!相変わらず人物画は人気なモチーフですが、風景画も多かったです。
また『そんな所(または物)描く??』みたいなモチーフもあったりして、人それぞれ描きたい物って色々ですね。
私は人物や食べ物なんて殆ど興味無いですけれど、私が好きな花なんて描きたく無いって人も多いでしょうから、趣味は色々です。
まあ、皆んなみんなが自分の好きなモチーフを描けば良くて、皆んな違くて皆んないい!って奴ですね。(笑)
1つ展示の方法には問題があると思いました。大きな絵などは一段で並んでいますが、中には2段になって展示されている物もあり、
それが小さい物ならば納得出来ますが、上も下も大きいサイズだったりすると、上の方は良く見えません。
これは明らかに不利だろう?と思うのですが、どうなんでしょう?
展示の都合上、全てを横並びに出来ないのかも知れませんが、若干不公平さを感じました。
大きな絵なので、そんなに間近で見る物では無いのかもしれませんが、片方は近くで見れて、片方は近くでは見られないのは不公平ですよね。どっちも近くで見たいです!
小さい作品同士を上下に飾るとかさ、もう少し工夫出来るんじゃないのかな?と素人目には思うのですが、如何なんでしょうか?
これだけ長い歴史のある展覧会。入選するのはさぞ大変なのでしょう。
皆さんお上手だけれども、それだったって賞を取るのは極僅か。
そして賞を取ったとしても、一般的には殆ど知名度が無い人達ばかり。本当に厳しい世界です。
でも故に人生掛けて取り組む意味がある世界なんだ、とも思えます。皆さんの作品からその気迫が感じられました。
本当に良い物を見させて頂きました。有難う御座いました。とても楽しいひと時でした。