色鉛筆セットには緑系の物が何種類か含まれておりますが、

意外と植物画や風景画に使える、自然な緑って言うのは少ないんですよね。


絵を始めた頃、大人の塗り絵などでは、ポリクロモスの168(アースイエローグリーン)やカリスマカラーだとアップルグリーンなどの黄緑系をベースに使う事もしていましたが、

三上先生に師事してからは、殆ど青と黄色の混色で塗る事が多くなりました。

これは先生がそうしているから真似ている部分もありますが、

混色で作った方が、微妙な色の違いが出せるからです。

丁度良い色があるなら、それを使っても良いとの事なのですが、

もう一つ問題なのは、緑系の色鉛筆って、弾き易く、玉も出来易い感じがします。

これは油分が多いのか?なんなのか分からないのですが、混色は勿論の事、単色でもムラが出来たり。玉が出来たりし易い気がします。


これは以前に描いた、木蓮の絵、【春の訪れ】。

これの下半分に173(オリーブイエローグリーン)という色を使ったのですが、

どうもペタペタと粒々が出るし、混色すると弾いてしまうし、で散々でした。

色味としてはとても好きなんだけれど、どうも使い難い色鉛筆です。


なので割と近い色があったとしても、仕上がりとしては、青と黄色の混色で塗った方が綺麗だったりします。

ってな訳で私は緑は基本的には混色で作る事をベースにやっていこうと思います。

植物画をメインにしているので、緑の描き方は今後も課題です。