色鉛筆で色を塗っている時に、ふと、


『色鉛筆画と塗り絵、何が違うのだろうか??』


と考えてしまう時があります。

これまで色鉛筆画を学んで来ましたが、結局これは塗り絵なのでは無いのか??と思ってしまうのです。

まあ、確かに色を塗っている行為は、読んで字の如く塗り絵です。

それを言ってしまえば、水彩画だって油絵だって、色を塗っている段階では、塗り絵ですよね。塗ってるんだから。(笑)


気になったので調べてみました。



との事です。水彩画や油彩画の様に、使う画材名で分類しているだけのようですね。

また、塗り絵を色鉛筆で塗ったからと言って、色鉛筆画にはならないのですね。なるほど。

同様に塗り絵を水彩絵の具で塗ったからと言って、水彩画にもならないと言う事です。(笑)


ってか、私は子供の頃から、塗り絵って色鉛筆でやる物だと勝手に思っていたのですが、

塗り絵を水彩絵の具で塗る事も普通にあるそうで、【大人の塗り絵】でお手本が水彩で描かれていたり、

塗り絵コンテストでも水彩で提出する人もいるので、そもそも塗り絵=色鉛筆。ではないみたいです。

そう思っているからこそ、色鉛筆で色を着ける=塗り絵って思ってしまう所があるのかもしれません。


他人が作った線画に、第三者か色を塗る行為が【塗り絵】なのではないかと考えています。

つまり色を塗った人は線画を描いておらず、塗る行為だけをしているのが【塗り絵】と言うのだと思います。

一方、自分で線画を描いて、その上から色鉛筆で塗る物は色鉛筆画になるのだと思います。

一応1人で線画から着色までを、全てをこなしている物が色鉛筆画だったり、水彩画だったりするのだと思います。

塗り絵の場合は必ず2人以上の人間(もしくは機械)が関わっており、全てを1人で、とは言えない部分があり、これが色鉛筆画と塗り絵との大きな違いだと思います。

一方で、他人が描いた線画をトレースして描いた場合も、色鉛筆画と言えるのか?と言う問題ですが、

ここは評価が分かれる所かもしれませんね。

まあ、ややこしくなるので(笑)取り敢えず、自分で線画から描いている物は色鉛筆画って事で良いんじゃないでしょうか?


もう一つ塗り絵の特徴として、線画が消せないと言うのがあります。

色鉛筆画の場合、線画は練り消しなどを使い薄くする事が出来ますし、

線画の上から塗ってしまえば、ほぼ線画は見えませんが、

塗り絵の場合、どうしても線画がくっきり残ってしまい、

線画が残っている絵は、塗り絵っぽく感じますね。


これは塗り絵ですね。

他人が描いた物だし、線画も消せないですからね。


塗り絵って、描いて貰った物だし、必ずしも自分のイメージ通りとはなかなか行かないもので、

例えば、もっと右に対象を寄せたいとか、花を一本減らしたい、増やしたいなど、

そんな時に自分の描きたいイメージで自由に構図を考えて絵が描けるのが色鉛筆画の良さであり、

塗り絵よりかは自由度が広がるイメージですね。

まあ、どっちでも良いんですけどね。(笑)

どちらにしろ色鉛筆は楽しいよ。手軽だよ。って事で、

私はその時々に応じて、両方楽しみます。