ネトフリに入ったら見たかったやつの三作目だか四作目だかの、湯浅政明監督の『デビルマンcry baby』を視聴。
ある程度のアレンジはあるものの、基本は漫画版の展開をストレートになぞっていく感じ。
違うは、やっぱりそこの湯浅イズムがやんわりと加味されている所。
音楽というかビート、テンポが重視されたリズムが「ラップ」という形で注入されていたり、あるいは人間は衝撃を受けた時の脳みそがグワングワンするする感覚のその画が歪んでいく感じとか、そういった湯浅演出が随所に鏤められていて。
でも、それが『デビルマン』が本来の持っていた熱量を邪魔することなくバランスよく入ってる所にとても好感が持てましたね。
オリジナルにはそりゃあ敵いませんが、でもこの湯浅デビルマンもなかなか面白かったですね。
美樹ちゃんの「あのシーン」にはやっぱりどうしたって衝撃を受けて閉口してしまいますけど、でもそれもまた『デビルマン』の持ち味ですからね。
っていうか、『デビルマン』の描いている世界のなんたる現実的なことか!
今の時代こそ『デビルマン』の世界に近づいてきてやしないか?と。
そう考えると恐ろしいものです。
というわけで『デビルマンcry baby』堪能いたしました。
次は、『サンクチュアリ』とか見たいですかね。
ではでは。