一緒に行く同級生の当日ドタキャンに始まり、秋葉原での列車事故にハマり、大混雑の物販を乗り越え、いざ会場入り!!
今回はここから。
なんですが私、東と西を間違えて購入したことが判明して。
本当はこのトイ面の西側を買ったつもりだったんですが、東になっちゃってました。
紙テープを投げるために通路に近い場所を押さえたんですが、東だとこの左側は封鎖されちゃうんですよね。
西側なら問題なかったんですが、東だと右側に大きく回っていかないとリングサイドまで行けないので、かなりの失敗。
しかも、ステージ横なので、選手の登場も真横から見る羽目に。
でもまあ仕方ない、ここからじゃないと見れない景色もあるわけですから堪能するだけです。
いつものようにアップアップガールズ(プロレス)の歌のコーナーから始まり、スタートコールをして開幕です。
第1試合は先月デビューした3人と去年デビューした3人が混ざっての6人タッグマッチ。
手前にいる緑の鈴木志乃は先日のボウリング大会で一緒になった選手だったので、お礼も兼ねて紙テープ投げてきました1投目。
第1試合、……まあ平たく言えば前座試合なんですが、とはいえ数年後の東京女子プロレスの中核を担うのはここにいる選手たちなので、彼女たちの成長を見続けていくのもまた醍醐味なのであります。
しかも、向こう側の3人、高1の瑠那、高2のハル、高3の高見汐珠のJKトリオはコンビネーションが良く、1試合ごとの成長が凄まじいので本当に見てて楽しいのですね。
あと、こういったビッグマッチに対してコスチュームを新調したり新しく技を会得して披露したりするのもプロレスの醍醐味で、この試合でいうと、ハルの放ったフィニッシュホールドのフィッシャーマンズスープレックスホールドがもう、激アツでして。
プロレスおじさんからするともう初っ端から感情爆発してしまい、雄叫び上げちゃいましたよね。
ハルちゃんが!ハルちゃんがフィッシャーマンで決めたよ!!って。
第2試合は元AKBの湯本亜美のデビュー戦。
対角にいた桐生真弥とHIMAWARIは私の推し選手なので、そっち側を応援するんですが、この湯本選手の身体能力の高さはなかなか面白かったですね。
プロレスドラマに出てたこともあって多少の経験値があり、バネが強いこともあってか側転で回避したりコーナーに登ってからの三角とび場外ダイブとかも(ちょっとビビってましたが)決めてましたね。
そんでもって、湯本さんのパートナーを務めていた角田奈穂が7月で引退を決めてるので、そういった情報を持ってしまうとこういった入場シーンも切なく見えちゃいますね。
第3試合は私の推し選手の原宿ぽむ&らくvs鳥喰かやとゲスト参戦のアンドレザ・ジャイアントパンダ(新根室プロレス)のタッグマッチ。
やっぱりでけえ(笑)
しかもちゃんとタッチワークかますから出たり入ったりが大忙しで。
真剣勝負のマッチもあれば、こういったコミカルなマッチもあるのがプロレスの魅力。
プロレスを知らなくても人生は損してないと思いますけど、プロレスを楽しめる心意気がない人は人生の1割くらいは損してると思いますね。
見なくても良いです、見て楽しめるだけの度量ですね。
第4試合の手前側の真拳空勝(長野じゅりあ・宮本もか)と向こう側のねくじぇねタッグ(上原わかな・凍雅)のタッグマッチ。
こっち側の長野じゅりあも女優業に専念するために来月引退するので、切なさもありましたね。
2年前のここ両国国技館でのデビュー戦を生で見てましたんでね、一入です。
対面のわかな・凍雅は2人ともコスチュームを変えてきて、さながら平成の名タッグのような風格があって良かったです。
ミホカヨあたりの。
加えて、わかなもまた新しい技を披露してきて、それがまさかまさか、佐々木健介のストラングルホールドγ!!!
昭和からのプロレスおじさんからすると、女子選手がこの技を出してくるのがもう、本当に垂涎ものでして。
わかなは武藤敬司からスペースローリングエルボーも貰ってるので、そのうちSTFとかやり出すんじゃないかと期待大ですね。
SKE48のスペシャルミニライブがあったりしての後半戦。
全部語っていくとキリがないので、端折りますが、アジャコングとマックス・ジ・インペイラーの怪物タッグvsハイパーミサヲ・中島翔子のタッグマッチ。
このハイパーミサヲの自転車、クラファンで製作した自転車でして私が1万円出したやつなので、感情移入度も倍増です。
でもまあ、初代の自転車同様にアジャ様にぶっ壊されるフラッグがものすごく高まってましたが、でもどうにか無事だった模様。
でもって、今大会で私が一番楽しみにしていたのがこの、スペシャルシングルマッチ。
鈴木みのると伊藤麻希の20分1本勝負。
正月の「デスマッチ女王」山下りなとのシングルマッチもかなり刺激的でしたが、このvs鈴木みのるは完全にその上をいく刺激。
誰がどう見ても鈴木みのるが勝つに決まってる。
んだけど、そこにどれだけ伊藤ちゃんが食い込めるのか食らいつけるのか、お!と思わしてくれるのかがもう楽しみすぎて仕方がない。
鈴木みのるが終始圧倒してたのはもちろんではありますけど、伊藤ちゃんの世界観にちゃんと受けきってたりもしてて、その懐の広さはさすが鈴木みのるでしたし、伊藤ちゃんもちゃんと世界観を出せてて、大満足の試合でしたね。
去年末に卒業し、アメリカAEWに移籍した坂崎ユカなんですが、向こうの事情で試合がなかなか組んでもらえず、鬱憤バラシに凱旋してきて元タッグパートナーの瑞希とマジカルシュガーラビッツ復活、相手は去年末、居酒屋「たかところ」で私にねくじぇねトーナメントについて訊いてきたクリス・ブルックスとさくらえみのタッグ。
180cm超えのクリスがまあでかいのなん!!
でもって、ムーブがなかなかのヒールぶりで。
それでもやっぱりマジラビのチームワークは抜群でしたし、最後は瑞希のアクアマリンでさくらえみが仕留められてました。
インターナショナルプリンセスマッチ、プリンセスタッグマッチ選手権を経て、いよいよシングルの最高峰、ファイナルマッチ、プリンセス・オブ・プリンセスの山下実優vs渡辺未詩戦。
一言で言えば「世代闘争」です。
東京女子の選手層を学年で表現すると、全部で1年生〜7年生までいて、山下は7年生で渡辺未詩は4年生といった立ち位置。
で、タッグマッチは5年生のチームから3年生のでじもん(鈴芽・遠藤有栖)が奪取し、インターナショナルベルトはSKE48の荒井優希(3年生)が上福ゆき(5年生)から防衛して、……とチャンピオンが若返ってる。
で、未詩が奪取すると、チャンピオンの並びがガラッと変わってしまう。
そんなチャンピオン戦。
この最高峰のベルトは今まで7年生の山下、中島、坂崎の3人でほぼ回ってて、それを崩したのが6年生の瑞希だったんですが、山下が奪取して4度目の戴冠となってて。
個人的には山下が防衛すると思ってましたが、でも未詩への期待度がかなり高くて。
対戦成績は山下の2勝1敗。
でもその1敗は最近のことなので、もしかすると未詩のダッシュもありえる。
っていうかもう、予想なんてできない!!!
っていうのが、最高のカードなんですね。
どっちが勝つの?どっちが勝つの?!!
っていうハラハラ、これぞプロレス!!
というわけで、山下のフィニッシュムーブのスカルキック(相手の側頭部に入れる後ろ回し蹴り)が初めて返され、その勢いを活かして未詩がティアドロップ(向かい合った相手を担ぎ上げてそのまま顔面から落とす)が決まっての勝負あり。
未詩が獲ったかぁ、……という感慨もありつつ、新しい景色で見れることの楽しみもありつつ、でもちょっぴり7年生時代が陥落したことへの寂しさもあり、悲喜交々です。
戴冠おめでとう!というよりも、気合い入れろよ!!っていうことの方が強いですかね。
そんなこんなで東京女子プロレスの年間最大興行「GRAND PRINCESS '24」最高でした。
で、終わった後のサイン会。
同級生を待たせるのも悪いので買わないつもりだったんですが、ポートレートの出来の良さに居ても立ってもいられずに購入。
選手に直々に感謝の気持ちを伝えられるって、ほんと最高の空間でした。
次は7月末の「SUMMER SUN PRINCESS '24」@後楽園ホール大会ですね。
キャパが狭いので行けるかどうかわかりませんが、行きたい所ですね。
ではでは。