青梅鉄道公園に行ってきました。 | よしひろ よしちゃん 鉄道写真館

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みなさんこんにちは!よしひろよしちゃんです。

今回は青梅鉄道公園についてご紹介します。



(撮影日 202078)


青梅鉄道公園は東京都青梅市にある鉄道公園です。

1962(昭和37)に鉄道開業90年を記念し開設したそうです。つまりまだJRが国鉄と呼ばれていた頃ですね。今年で開館から58年になります。


公園なのですが、車両維持などのため入館料が小学生以上¥100となっています。最寄駅はJR青梅線の青梅駅から徒歩15分程です。少し山道を歩くことになります。


展示車両は蒸気機関車7両・電気機関車1両・旧型電車1両・新幹線1両の合計10両が展示されています。


58年前に開館したつまり、東海道新幹線開業2年前に開館した鉄道保存施設です。

その頃に引退し貴重だった車両を集めたわけですから、とても貴重な車両が保存されているわけなんですが貴重すぎて、なにが貴重な車両かわからない方も多いかもしれません。そんな車両が数多く展示されています。


それでは、展示車両をご紹介します。


★1両目 5500形 蒸気機関車(5540)

明治時代を代表する、旅客用テンダ(炭水車)蒸気機関車です。

今でも、イベント列車などで蒸気機関車が走っており、見かけられたことある方も多いのではないでしょうか?

例に出すと、SLやまぐち号・SL北びわこ号などたくさんありますよね。

よく見かけるのは、D51.C62.C57などかと思います。車番のCDは車軸の数を意味しています。ABCD→1234 つまりD51は車軸が4C573つです。こういう法則なのですが、これが採用されたのは、大正時代以降に製造された車両からになっています。5500形蒸気機関車は1897年ですから、明治30年に製造された車両。随分と昔の蒸気機関車です。


★2両目 2120形 蒸気機関車(2221)

1905年製造。この車両も明治時代に製造された車両です。貨物・勾配区間用で入換用としても使われた実績がある機関車です。


★3両目 9600 蒸気機関車(9608)

1913年製造。ここから大正生まれです。

大正時代を代表する貨物機関車として活躍しました。


★4両目 8620形 蒸気機関車(8620)

1914年製造。(通称ハチロク)これも大正生まれです。こちらは大正時代を代表する旅客用機関車として活躍しました。この蒸気機関車を設計したのは、島安二郎氏です。わかる方はわかっていただけたのではないでしょうか?後でご説明します。


★5両目 ED16形 電気機関車(ED16 1)

1931年製造。ここから昭和生まれです。

またこの車両は蒸気機関車でなく電気機関車です。

日本の鉄道が少しずつ電化されていきます。その頃、つまり国鉄初期の電気機関車であります。とても貴重な車両であるため、鉄道記念物・国の重要文化財に指定されています。


★6両目 C11形 蒸気機関車(C11 1)

1932年製造。当施設ではこの蒸気機関車から車番にアルファベットが表記されてました。

C11つまり車軸は3つあります。

近距離用小型タンク機関車として全国各地で活躍した車両です。今でも東武が運行するSL大樹や大井川鐵道では現役です。また、JR新橋駅前や京都鉄道博物館などにも保存されており、いろんな場所でよく見かける機関車です。この車両はC11 1つまりC11で一番最初に製造された車両(通称 トップナンバー)です。ここ青梅にあるんですね!


★7両目 クモハ40形電車 (クモハ40054)

1935年製造。東京・大阪などで、通勤輸送用として使われた車両です。

大阪地区では、片町線の四條畷〜片町

東京地区では、京浜線や青梅線など

つまり、207系・321系・E233系などの大先輩ということになりますね。

この車両の特徴は車両前後に運転台があります。

なお、当車両(40054)1990年代頃までイベント列車などでも活躍していましたが、2000年頃に運用を離脱して大宮工場に同形式の(40074)と共に、長らく保管されていました。当車両(40054)は、ここ青梅鉄道公園に移設され、(40074)は鉄道博物館に移設されました。(40054)(40074)は同形式ですが若干顔が違います。鉄道博物館の展示車両と見比べると面白いです。


★8両目 D51形 蒸気機関車(D51 452)

1940年製造。もう皆さんご存知の国鉄を代表する蒸気機関車です。最多の1115両が製造されました。


★9両目 E10形 蒸気機関車(E102)

1947年製造。国鉄が最後に新製した蒸気機関車です。

バック運転を前提として製造されましたが、電化が行われ、14年ほどしか活躍しなかった車両です。米原〜田村間(北陸線)でも運行実績があります。現在も北びわこ号が年数回運行されている場所ですね。


★10両目 022形新幹線電車(22-75)

1964年(昭和39年)東海道新幹線開通時にデビューした新幹線車両です。当車両は、大阪万国博覧会の輸送のために製造された車両です。この車両を設計したのは、島秀雄氏です。どういうことかおわかりいただけましたか?先程、ご紹介した 4両目 8620形 蒸気機関車を設計したのは、島安二郎氏です。親子で鉄道を設計されていたんですね!

この車両が引退した頃は0系新幹線はまだバリバリの現役で製造もされていたので、床下機器などは、再利用したようでありません。


青の塗装から、ひょっこり緑が飛び出しています。これはなんででしょうか?

ここでご紹介すると、ややこしくなりますから、青梅0系緑などで良かったら検索してみてください!



以上!10両の展示車両紹介でした。

貴重な車両がたくさん展示されていました。


展示室がある、記念館の外観です。

いろんな鉄道に関する展示や、鉄道ジオラマなどがあるそうですが、感染拡大防止のため訪問したときは、残念ながら非公開となっていました。


とても楽しい場所でした!

この施設は大宮の鉄道博物館と同じ団体が管理しているので、鉄道博物館の延長とも言えるのではないでしょうか?

ぜひ第二鉄道博物館の間隔でみなさんも行ってみてはいかがでしょうか?


ご覧いただきありがとうございました。

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翌日に鉄道博物館にも行ったので、またご紹介します。