No.0698

 

こんにちは!

 

高見 義裕です

 

 

 

 

No.0640から始まった、

 

子供の頃の新興宗教の話のつづき

 

 

第31話はコチラダウンダウンダウン

 

 

 

 

最初からはコチラダウンダウンダウン

 

 

 

 

予定していた、

 

弟の墓参りの日になった

 

 

 

当時から

 

墓参りだと言っていたが、

 

 

 

厳密には、

 

墓参りではなく

 

引き渡し、そして納骨の日だった

 

 

そんな言い回しも知らないくらい、

 

当時はこういうことに関しては

 

全くの無知だった

 

 

 

 

一度、実家に集まり、

 

その後それぞれの車で

 

父の運転する車について行くことになった

 

 

 

 

父親も含め、

 

全員普段通りの軽装だった

 

 

 

向かった墓地は、

 

海にほど近い場所

 

 

 

弟が海で亡くなったので、

 

海から近い場所に入れてやりたいということと、

 

 

 

祖父が先に入っていること、

 

弟が火葬された斎場に併設されているなど、

 

そこに建てることは

 

ごく自然な流れだった

 

 

 

 

車で15分ほどの道中、

 

道の駅に寄って

 

生花を買った

 

 

 

真夏の盛りに亡くなったので、

 

既に時期は外れていたが、

 

ひまわりの花メインにしようとなった

 

(いわゆる仏花のような束は

 

その後も供えたことはない)

 

 

程なくして墓地につき、

 

それぞれ車から降りて

 

深呼吸をした

 

 

 

墓地独特の

 

涼しくて静かで

 

俗世間離れした独特の空気に、

 

この時は居心地の悪さを感じていた

 

 

 

父だったか母だったか兄だったかは

 

思い出せないが、

 

 

 

誰かが骨の入った壺を

 

大事そうに抱えて歩いている様子が

 

印象的だった

 

 

 

”高見家の墓は、

 

祖父の墓の隣にあるし

 

駐車場から見えているぐらい

 

近い場所だから

 

迷わない”

 

 

 

父からは

 

そう聞かされていたが、

 

 

 

祖父の墓参りは行ってないし

 

背の低い墓なので

 

その時は駐車場からは

 

見つけられなかった

 

 

 

「こっちや」

 

 

 

という父の後について行くと、

 

確かに駐車場のそばだった

 

 

 

わかりやすいうえ、

 

何かと便利そうな

 

通路に面した場所に

 

 

 

弟の墓はあった

 

 

 

次回に続く

 

 

 

 

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