パリ旅行の乗車券とSIM
パリに出張に行ったときに購入した乗車券とSIMについて自分の備忘のためにメモしておきます。
乗車券
CDG空港(シャルル・ド・ゴール空港)からパリ市内に電車で行くのなら、最長1週間乗り放題の
Navigo Semaine(ナヴィゴ セメーヌ)券を買うのがお勧めです。
「NAVIGO(ナヴィゴ)」は、PASMOやSuicaのようなICカード式の乗車カードです。
料金は、NAVIGO発行手数料が5ユーロ+最長1週間乗り放題運賃が22.8ユーロの合わせて、27.8ユーロになります。
CDG空港からパリ市内までのAirport Expressの片道運賃は10.3ユーロで往復20.6ユーロするので、実質的には7.2ユーロ(27.8-20.6)でZone1(市内)~Zone5(郊外)まで1週間乗り放題にできるためお買い得です。
たとえば、パリ市内から、Zone4にあるヴェルサイユ宮殿まで往復運賃7.3ユーロ、Zone5にあるディズニーランド・パリまで往復運賃15.2ユーロなので、そのような郊外に行く予定があればすぐに元が取れることになります。
また、NAVIGOは10年間有効なので、次回は、乗り放題運賃の22.8ユーロだけなので、空港から市内往復だけでだいたい元が取れることになります。
Navigo Semaineには、NAVIGOカード発行時とSemaineの有効期間について以下の注意点があります。
注意1
NAVIGOカードの発行には3.0cm×2.5cmの写真が必要です。写真がないとカードを購入できません。
ただし、写真は白黒コピーでもよく、大きさはパスポートと同じなので、パスポート写真をコピーして持参するとよいです。
もしも、日本から持っていくのを忘れたら、現地でも、写真撮影プリントするよりもコピーをするのが安いです。
注意2
Navigo Semaineの乗り放題期間は、購入日から1週間ではなく、購入日から次の日曜までになります。
つまり、月曜に購入すれば日曜までの7日間使えますが、水曜に購入しても日曜までなので5日間しか使えません。
また、金・土・日曜は翌週の月曜から有効なものしか購入できません。(金・土・日曜以外に購入した場合は、購入日から有効にできます。)
そのためパリに到着する曜日によって、割安になるかを確認する必要があります。
パリ到着が月曜~木曜で、パリ出発が日曜までなら、上記のとおり空港から市内往復だけでかなり元が取れます。
同様に、金曜~日曜到着で、翌月曜以降に出発なら、市内から空港までの片道乗車運賃は乗り放題の対象にできます。
より詳細は、次の記事が参考になります。
「【パリ】メトロ(地下鉄)・ RER 徹底ガイド ? チケット、乗り方、治安、お得な切符」
https://urtrip.jp/paris-metro-rer/
通信用SIM
空港で手間なく購入するには、最大手のorange(オレンジ)のSIMがよいでしょう。
安く済ませるには、空港では購入できませんが、格安のFree(フリー)がおすすめです。
- 29.99ユーロで
- LTE(4G)通信100GB
- フランス国内通話料とSMSが無料
- ヨーロッパ内のフランス国外でローミング25GBまで(ローミングについては、最後に注意を書いてあります。)
購入は、フランス語表示しかできない自販機になります。
自販機の設置場所は、以下の地図で確認できます。
「Bornes interactives Free Mobile(Free Mobileのキオスク端末)」
http://mobile.free.fr/couverture/borne_interactive.html
地図をマップ上で拡大するか、郵便番号を入力して拡大できます。
CDG空港からのAirport Expressの終点はパリ北駅なので、パリ北駅から徒歩300mくらいのところにある自販機などがよいかもしれません。
注意点としては、購入時に住所を入力することと、その際に郵便番号が必要なことです。
宿泊するホテルの住所と郵便番号を控えておきましょう。
(ぼくは、控え忘れていたので直前に食事したレストランのレシートに書いてあった郵便番号と住所を入力してしまいましたが、そういうことをしてはいけません。)
フランス語がわからなくても、以下の記事でだいたいの流れを知っていれば操作できます。
「フランス最強? LTE100GB使い放題のfree Mobileを体験」
https://www.baookun.net/france4g-sim-free/
不安ならば、上記の記事を印刷して持参するとよいと思います。
だいたい想像がつく内容ですが、単発での購入か、毎月の自動継続かの選択で、単発を選択するのを間違えないようにしましょう。
freeのSIMには、PINが設定されています。
購入したときの台紙(カード)の裏に書いてあるので、それを指定します。
以下の写真の場合には、左下にある「1234」がPINになります。
free以外のSIMでも同様ですが、SIMを差し替えた場合にはスマフォのAPN設定を変更する必要があります。
概ね自動で設定されるはずですが、もしも、自動的に設定されない場合には、以下のように手動で設定する必要があります。
- APN名:free
- ユーザ名:(不要なので空欄のまま)
- パスワード:(不要なので空欄のまま)
- MMSC:http://mms.free.fr
- MMSの最大メッセージサイズ:614400
お使いのスマフォで、設定表示がない項目は無視して構いません。
いずれの場合も、もともと使っていたSIMを抜く前に、もとのAPN設定を控えておくのがよいです。
戻したときに自動的に設定が戻ればよいですが、そうではない場合には、もとの設定に手動で戻す必要があるからです。
スマフォの設定画面のスクリーンショットでよいと思います。
なお、free SIMのフランス外ローミングには注意が必要なようです。
ヨーロッパ旅行でSIMカードの高額請求!EUの海外ローミングが無料だと信じてはダメ
https://jiburi.com/france-free/
パリ旅行のときの参考になれば幸いです。