欅坂46 今泉佑唯の卒業発表から一ヶ月、本当に意外なメンバーが卒業を発表しました。

 

米谷奈々未。

 

通称米さん、ファンの間ではよねみんとも呼ばれていました。

 

 

米さんは欅坂のメンバーの中では3番目に若く、オーデションに受かったのは高校1年生の夏、偏差値72とも言われる大阪の進学校・四天王寺高校から東京に転校してアイドル活動をスタートさせました。

その時、彼女は半ば学業優先の人生を捨てたのです。

 

しかし、冠番組「欅って書けない」や、各種インタビューから、彼女は芸能活動と平行して受験勉強をしていたことは間違いありません。

去年の夏から、受験モードに入って欅坂の活動を休止していた米さんでしたが、推薦で大学に合格し、今年のはじめから欅坂の活動に復帰していました。

 

大学生となり、受験の呪縛から離れた米さん、これからは大学生活の傍ら、欅坂の活動を続けていくと信じていました。

実際、欅坂のメンバーには大学生が沢山おり、彼女たちは学業をこなしながら芸能活動を続けていたからです。

 

 

 

 

しかし、米さんは結局アイドル活動より学業という人生の選択をしました。

 

色々な背景があると思います。

おそらく、彼女が夢見ていたアイドル活動を充分に経験して満足してしまったのかもしれません。

また、欅坂の人間関係になにかあったのかもしれない。

 

でも、何よりの原因は、アイドルはオーデションに受かってからが勝負、そこから熾烈な人気争いがあり、彼女はそれに疲れてしまったのでしょう。

 

個別握手会やグッズの売れ行きなど、欅坂のメンバーの中での人気順からいうと、米さんは人気メンバーではありませんでした。

欅坂を離れて一人で芸能人として活動していく実力は不足していました。

 

そんなアイドルという世界を思い知った上で、才女として、学業の世界を選ぶタイミングとして、大学一年のこの秋に卒業を発表したのでしょう。

 

しかし・・・・

 

 

人は隣にいる普通の異性に惹かれて、恋焦がれたりするわけです。

だから、アイドルは必ずしも絶世の美少女である必要はない。

 

前田敦子がセンターだった頃のAKB48、その後AKBのセンターになった指原莉乃 最初期のモーニング娘、ももいろクローバーZなどなど・・・。

彼女らは一級品のビジュアルを持っていなかったけど、露出の仕方とプロモーションでトップアイドルになったのです。

 

米さんの才女という資質や、他のメンバーを気遣う優しさ、ギョロリとした大きな瞳に惹かれ、私は欅坂の中で“米さん推し”でした。

 

確かに欅の人気メンバーより若干ビジュアルは劣っていましたが、私にとってはとても魅力的なアイドルであり、きっとセンターやソロはできなくても、ずっと欅のメンバーとして彼女を応援できると思っていました。

 

しかし、彼女は決断してしまいました。

 

卒業を発表する米さんのブログのとおり、ファンはもう彼女と一生会うことはありません。

彼女は静かに芸能界を引退し、一般人に戻っていきます。

 

ありがとう、そしてさようなら、米さん。