病気の時の親子の心理サイクル | はげざるのブログ

病気の時の親子の心理サイクル

少し前、長男が、肩が痛い、動けないと・・・ かみさんは、知人で同じような感じで腫瘍が見つかって、というもんだから、俺はパニック。翌朝、いい大人になっている息子に、子供のときみたいに付きそい医者へ。医者は、「様子見よう・・・」。でも、親としては心配200%で、何かにつけては、横になっている息子の部屋をのぞいては大丈夫か、大丈夫か、と。そのうち、しばらく日時が経つと、今度は息子が、大丈夫だ、大丈夫だと、親の心配に気を使ってくれる。そのうち、息子の症状もなんともなくなる。



思えば、昔、同じようなことが、何度もあったな。


自分が子供の頃、なんでか、1年に必ず1回は、1週間くらい高熱と風邪で小学校を休んだ。熱の出はじめの最初の頃は、自分はまだ体力があって元気である。一方で、母が大騒ぎして、普段ないくらいそばで面倒見てくれ、普段食べないような果物を食べさせてくれて、なんかにやけてしまうような幸福感を感じ、弱ったような態度を意識してとる。しかし、そのうち、病気も佳境に入り、自分も弱気になり、幸福どころでなくなる。自分は病気と向き合うので精一杯。そのうち、自分は、今度は、体力が衰えた状態にも慣れて、心理的に落ち着く。体も回復基調になってくる。一方、母は相変わらず、ずーっと、大丈夫か、大丈夫か、というモード。すると、今度は母親のことが心配になって、こっちは大丈夫、大丈夫と、返事するフェーズに入る。




おんなじじゃん。親と子の間には、子供のほうの病気のとき、普遍的なサイクル・フェーズがあるのかも。