2001年から二つの経常収支比率が存在します

以前の計算方法に「臨時財政対策債」など赤字地方債が加わりました

決算カードには経常収支比率のあとに90.2%(91.5%)(減収補てん債(特例分)及び臨時財政対策債除く)と記されています

 

臨時財政対策債:

 臨時財政対策債(りんじざいせいたいさくさい)は、地方債の一種。

   国の地方交付税特別会計 の財源が不足し、地方交付税として交付するべき財源が不足した場合に、地方交付税の交付額を減らして、その穴埋めとして、該当する地方公共団体自らに地方債を発行させる制度です。

 当初、平成13年度から平成15年度までの3か年の臨時的措置として導入された地方債であったが、国において地方交付税の原資不足が解消されないことから、現在に至るまでその措置は延長されている。

 

武豊町における経常収支比率(町村の場合は扶助費の大半を国と都道府県が肩がわりするために5%程度低くなる)

 65%~75% 適正(S59~H5)

 75%~85% 弾力性をやや欠く(H6~H14,H17~H20,H22,H23,R3)

 85%~95% 弾力性を欠く(H15,H16,H21,H24~R2)

 

経常収支比率、財政担当者によって「作られている数字」ということを言う方もいます。経常収支比率を出すのは、会計年度が終わった後の決算の時ですので、経常的な経費に理屈をつけて、「臨時的経費」に変えてしまい、経常収支比率を下げるなんて話もネットでは見受けられます。そんなこともあるんでしょうか?