9月30日、17時30分より、木造耐震ネットワーク知多第5回研修会が半田市福祉文化会館(雁宿ホール)にて開催される。講師は当ネットワーク顧問で名工大准教授井戸田秀樹氏で「耐震改修促進に向けた安価な工法の開発について」講演いただく。木造住宅の耐震化率の向上は地震災害を軽減するための最重要課題と位置づけれています。耐震改修工事を普及させるには、それを支える確かな改修技術が必要です。現在木造住宅の耐震改修工法には、従来から用いられている在来工法だけではなく、新しいアイディアに基づいた様々な工法が提案されており、その多くが実用化されています。耐震改修のメニューが増えることは、住宅所有者の希望に合致した工法を、あるいはその建物にあった工法を選択するためには不可欠なことです。居ながら改修ができて見栄えもいい高価な工法、見栄えはともかく安い工法、どちらが良い悪いではなく、住宅所有者の期待に応える工法を設計者が適切に判断できる情報を整理していくことが、耐震改修工事の普及には重要です。
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