【自分の怒りや怖れや不安の正体】 | 大好きでやりたかったことをはじめよう!

【自分の怒りや怖れや不安の正体】



こんにちは、吉江勝です。


GWもあっという間に
終わってしまいましたね。(寂)


お天気も後半は概ね良好だったようですが、
十分にリフレッシュされましたでしょうか?


私は今年、ドジャースの試合を観るために
(それだけではありませんが、笑)
ロサンゼルスに行ってきました。


コロナ以来、久々のロスだったのですが
相変わらず天気が良く、爽やかな気候で
「地球上でここだけ違う場所にあるのではないか?」
と思えるくらいフィーリンググッドな毎日でした。
(他の国にあまり行ったことはありませんが・・・笑)


5、6日の対ブレーブス戦を2試合観戦したのですが、
大谷選手は9打数7安打3ホームランの大活躍でした。(喜)


特に最終打席の10号ホームランは今まで聞いたことのない
打撃音とともに「一体どこまで飛んでいくんだ」
いうくらい衝撃的な1発で興奮させられました。(凄)
→ https://www.youtube.com/watch?v=O1DIDYRj6cU


半世紀以上の野球ファンの私は(笑)
これまでも王選手や田淵選手や落合選手や
清原選手や松井選手や岡本選手や村上選手等々、
新旧ホームランアーティスト達のホームランを
生で観戦してきていますが・・・


これ程までド迫力でエグいホームランは
初めてで、隣の席のアメリカ人と思わず
顔を見合わせて笑ってしまいました。(笑)


今回、円安であまりお土産を買えなかった
私にとって(涙)最高のロス土産になった次第です。(笑)


というわけで、今日は時差ボケが
酷く頭が全く回らないので・・・(笑)


機内で読んで、大いに共感して
「これはぜひ皆さんにシェアしたい」
と思った小説(物語)の一部を
ご紹介しようと思います。


特に大小関わらず、現在、
何らかのお悩みや問題のある方や、
少々、怒りっぽい人(笑)に響くはずです。


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若い僧と無人のボート
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昔々、一人の若い禅僧が、森の中の小さな湖の
ほとりにある小さな僧院で暮らしていました。


その僧院には、ベテランの僧は数人だけで、
残りはまだ修行すべきことがたくさんある
新人達でした。


新人の僧には僧院内で多くの務めがありましたが、
その最も重要な務めの一つが、日課の瞑想であり、
新人の僧たちは1回につき数時間、座って目を閉じ、
静かに瞑想しなければなりませんでした。


瞑想が終わるたび、新人の僧は、その進捗状況を
指導役の僧に報告しなければなりません。


その若い僧は、さまざまな理由から瞑想中に
集中力を保てず、とても苛立っていました。


若い僧が進捗(の欠如)を指導役の僧に
報告すると、その年配の僧は次のような
質問をしました。


年配の僧「君を実際に苛立たせているものが

何かわかるかい?」


若い僧「私が目を閉じて瞑想を始めた途端、
いつも誰か人や猫や鳥や小動物達が動き回って
集中できないのです。私が瞑想しているのを
知りながら邪魔してくるのです。
なぜもっと配慮できないのでしょうか?
私がここで平静を保つのは無理のようなです。」


年配の僧「君は邪魔が入るたびに怒りを
募らせているようだね。これは瞑想の趣旨とは
正反対だ。瞑想の最中に君の邪魔をする周囲の
ものに腹を立てない方法を見つけるべきだね。」


若い僧は、指導者の僧との話し合いの後、
僧院を出て、落ち着いて瞑想できそうな
より静かな場所を探そうと周囲を見回しました。


近くの湖岸に良さそうな場所もあったのですが、
そこにもしばらくすると人が来たり、
鳥やリスなどの小動物の群れの邪魔が入り、
集中力が途切れて、うまく瞑想できませんでした。


ある日、若い僧は、小さな桟橋の先端に繋がれた
一艘のボートを見つけて、ある考えがひらめきます。


「そうだ、ボートで湖の真ん中まで行って
そこで瞑想するのはどうだろう?
湖の真ん中ならば、私を邪魔するものは
誰もいないはずだ。」


若い僧は湖の真ん中まで
ボートを漕いで行き、
そこで瞑想を始めました。


期待した通り、湖の真ん中のボートの中には
僧を邪魔するものは何もなく、
一日中、集中して瞑想することができました。


大喜びした僧は、それから瞑想するときは
必ず1人だけ僧院を抜け出して、
ボートで湖の真ん中まで行き、
瞑想することを続けました。


「しめしめ、このままでいけば日に日に
瞑想が上達し、他の若い僧たちを出し抜くことができるぞ。」
と最適な瞑想場所を見つけた僧は笑いが止まりません。


そんなある日、いつものように僧がボートの中で
瞑想をしていたら、どこからかバシャバシャという
水の音が聞こえて、ボートが揺れるのを感じました。


湖の真ん中にも自分を邪魔する人や物が
存在したことに僧は大きな怒りを覚えます。


目を開けると、一艘のボートが向かってくる
のが見えて、僧は大声で叫びました。


「おい、ボートを遠ざけろ。
私のボートにぶつかるじゃないか!」


しかし、相手のボートは、そのまま真っ過ぐ
近づいてきて、僧のボートにガッんと
ぶつかってしまいました。


僧はカンカンになって
「一体、誰なんだ!なぜこの広い湖の真ん中で
私のボートにぶつかってくるんだよ。」と叫びました。


しかし、返事はありません。


これが若い僧の怒りに拍車を掛けました。


僧は立ち上がって、そのボートに誰が乗って
いるのか確かめようとしました。


すると驚いたことに、
ボートには誰も乗っていなかったのです。


ボートはおそらく風に流されて漂流し、
たまたま僧のボートにぶつかったのでしょう。


僧の怒りは消えていきました。


ぶつかってきたのは、ただの無人のボートで
怒る相手など誰もいなかった
のです。


その瞬間、若い僧は、以前、指導者である
年配の僧に問われた言葉を思い出しました。


「君を実際に苛立たせているものが何かわかるかい?」


「そうか、それは他人や状況や周囲の環境ではない。
私の怒りの原因は、無人のボートではなく、
出来事や状況に対する自分自身の反応だったんだ。
自分を悩ませたり、怒らせたりする人や状況は
全て無人のボートのようなものに過ぎない。
自分が反応しなければ、それ自体には何の力もないんだ。」



それから若い僧は、すぐに僧院に戻って、
その日以来、他の僧たちと一緒に瞑想を始めました。


相変わらず周りの雑音や妨害はありましたが、
僧はそれを「無人のボート」とみなして、
穏やかに瞑想を続けました。


年配の僧は、その変化を見て、
若い僧に一言こう告げました。


「実際に自分を苛立たせているものが
分かって、君はそれを克服したようだね。」


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吉江勝


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□■□■編集後記■□■□


メルマガは明日から
本格的に再開しますね。


今日は1日睡眠をとって
時差ボケ解消に尽力します。(笑)


お休みなさい、zzz・・・(眠)


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吉江勝
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