【書評】世界的な文豪が唸ったブッダの秀逸な譬え話 「人生の目的旅人は無人の広野でトラに出会った」 | 大好きでやりたかったことをはじめよう!

【書評】世界的な文豪が唸ったブッダの秀逸な譬え話 「人生の目的旅人は無人の広野でトラに出会った」


こんにちは、吉江勝です。


昨日のメルマガにも多くの
ご感想を有難うございました。


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【大谷選手のように福に恵まれるようになるには?】
https://ameblo.jp/yoshiemasaru/entry-12832288335.html
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少しだけご紹介しますね。


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●吉江さん、こんにちは。
コメントを取り上げてもらえると本当にうれしいです^^
思っていることが顔に全部出るとしたら
日々の行いふりかえろうと思えますね。


●吉江さんこんにちは。
「福のあるお顔」久しぶりに聞きましたが確かにありますね!
尊敬する方々のお顔を思い出すと皆さん福のある顔をして
いらっしゃいます。今度お札になる渋沢栄一さんなんて
いいお顔されていますよね。人の顔の褒め言葉は「ハンサム」より
「福がある」の方がうれしいかもしれませんね。


●メルマガをありがとうございます。初めて「三だけ主義」
という言葉を知りましたが、世相を現している言葉だなと思います。
こういう状態になってしまうのはなぜなのでしょう。
裏金疑惑の議員も大谷選手同様に、志・想い・信念を
持っていたとは思うのです。
個人の問題と一言で片付けることもできますが、長い政治の
歴史のなかでできてきた大きな力(派閥や権力伝統など)も
関係しているのではないでしょうか。
知らぬ間に悪しき伝統に染まっていた…なんてことも。
環境のもつ影響は怖いものです。 
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昨日の大谷選手の福顔の話にも
(Iさん、素敵なインスピレーションを有難うございました。)
共感&同意メールがたくさん届きました。(感謝!)


良い思いと正しい行動で、
福顔にしていきたいと思います。(笑)
(最後のMさんも言うように環境も大切ですね。)


さて本日は、非常に考えさせられる
いい本を読んだので書評にします。


あの文豪のトルストイが、
「これ以上、人間の姿を赤裸々に表した話はない」
「この真理を知れば人生が好転する」と絶賛したという
ある法和会でブッダが話した譬え話が秀逸なのです。


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■今日のお薦め本
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「人生の目的/旅人は無人の広野でトラに出会った」
高森光晴, 大見滋紀・著(1万年堂出版)

https://www.amazon.co.jp/人生の目的-旅人は、無人の広野でトラに出会った-高森顕徹/dp/4866260815/ref=rvi_d_sccl_1/358-7242658-7685916?pd_rd_w=1raEE&content-id=amzn1.sym.a4dc92d7-7100-437e-b3e3-2349e8298523&pf_rd_p=a4dc92d7-7100-437e-b3e3-2349e8298523&pf_rd_r=XCQADGAJ57FJANMJNR9G&pd_rd_wg=ezonC&pd_rd_r=a1d33297-77ba-4c26-8abb-9004a12b551d&pd_rd_i=4866260815&psc=1

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■本文からの抜粋
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●それはある日、ブッダ・釈迦牟尼の法話会場に、
勝光王という一人の王様が参詣したことから始まります。
初めて仏法を聞く勝光王に、ブッダはこう説かれました。


●王よ、それは今から幾億年という昔のことである。
ぼうぼうと草の生い茂った、果てしない広野を、
しかも木枯らしの吹く寂しい秋の夕暮れに、
独りトボトボと歩いていく旅人があった。
ふと旅人は、急ぐ薄暗い野道に、点々と散らばって
いる白い物を発見して立ち止まった。
一体何だろうと、1つの白い物を拾い上げて
旅人は驚いた。なんとそれは、人間の白骨ではないか。


●どうしてこんな所に、しかも多くの人間の白骨があるのだろうか、
と不気味な不審を抱いて考え込んだ。そんな旅人に、間もなく前方の闇の中から、
異様なうなり声と足音が聞こえてきた。闇を透かして見ると、彼方から飢えに狂った
見るからに獰猛な大虎が、こちら目掛けて、まっしぐらに突進してくるではないか。


●旅人は、瞬時に白骨の散らばっている意味を知った。
自分と同じく、この広野を通った旅人たちが、あの虎に食われていったに違いない、
同時に旅人は自分もまた、同じ立場にいることを直感した。


●驚き恐れた旅人は無我夢中で、今来た道を全速力で虎から逃げた。
しかし、所詮は虎に人間はかなわない。やがて猛虎の吐く、
恐ろしい鼻息を身近に感じて、もうだめだと旅人が思った時である。
どう道を迷って走ってきたのか、道は断崖絶壁で行き詰まっていたのだ。


●絶望に暮れた彼は、幸いにも断崖に生えていた木の元から
1本の藤蔓が垂れ下がっているのを発見した。
旅人は、その藤蔓を伝ってズルズルズルーと下りたことは言うまでもない。


● 「やれやれ、この藤蔓のおかげで助かった。まずは一安心」
と足下を見た時である。旅人は思わず口の中で「あっ」と叫んだ。
底の知れない深海の怒濤が絶えず絶壁を洗っているではないか。


●それだけではなかった。波間から3匹の大きな龍が、真っ赤な口を開け、
自分の落ちるのを待ち受けているのを見たからである。
旅人は、あまりの恐ろしさに、再び藤蔓を握り締め身震いした。


●しかし、やがて旅人は空腹を感じて周囲に食を探して眺め回した。
その時である。旅人は、今までのどんな時よりも、最も恐ろしい光景を見た。
 藤蔓の元に、白と黒のネズミが現れ、藤蔓を交互にかじりながら回っているではないか。
やがて確実に白か黒のネズミに、藤蔓は噛み切られることは必至である。
絶対絶命の旅人の顔は青ざめ、歯はガタガタと震えて止まらない。
だがそれも長くは続かなかった。
 

●それは、この藤蔓の元に巣を作っていたミツバチが、
甘い5つの蜜の滴りを彼の口に落としたからである。
旅人は、たちまち現実の恐怖を忘れて、陶然とハチミツに

心を奪われてしまったのである。


●ブッダがここまで語られると、勝光王は驚いて、
 「世尊、その話はもうおやめください」と叫びました。
「その旅人は何と愚かなのでしょう。それほど危ない所にいながら、
なぜ5滴の蜜くらいで、その恐ろしさを忘れられるのでしょうか。
旅人がこの先どうなるかと思うと、恐ろしくて聞いておれません」


●「王よ、この旅人をそんなに愚かな人間だと思うか。
実はな、この旅人とは、そなたのことなのだ」
 「えっ、どうしてこの旅人が私なのですか」
 「いや、そなた1人のことではない。この世の、
すべての人間が、この愚かな旅人なのだ」
 その言葉に、聴衆は騒然となったのです。

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この譬え話は何を意味しているのでしょうか?


間違っている部分もあるかも知れませんが
(この本でも解説されているので
多分合っていると思います、笑)
私なりの見解をお伝えしますね。


「旅人」とは、私たち、
全ての人間のことを表しています。


人生は旅に似ています。


旅に出ると、色々なところに出かけるように
人生も、昨日から今日、今日から明日へと、
時の流れを刻々と進んでいます。


旅の道中は晴れの日ばかりではなく、
曇天もあれば、雨や風雪の日も台風に
見舞われることもあるでしょう。


そんな順境、逆境の中、旅を続けている
私たちはどこへ向かっているのでしょう?


人生の目的とは、一体何なのでしょうか?


この答えは、個人個人違いますし、
あまり深く考えても迷宮にハマるだけなので(笑)
一般論として捉えてみることにしましょう。


私たちは、一日生きれば、一日死に近づきます。


必ず死に旅立つその時まで、私たちは
何をなすために生きるのでしょう?


そんな生きる目的など考えもせずに
気晴らしに明け暮れて死を待つだけの
人生もあって然るべきですが、
(個人の自由なので、そんな捉え方も尊重すべきでしょう)
それが自分の一生だとすると少し虚しいというか、寂しく感じませんか?


自分の人生の目的を知り、その達成に向かって生きれば、

時間を最大限に生かし、人生を輝かせることができるようになるはずです。


目的を達成できれば「あ〜、生まれてきて良かった〜」
「これが私のやるべきことだ」という無上の悦びを獲られますし・・・


仮にダメでも、その時間を充実させることや
自分自身を成長させるステップにつながります。


「人生の目的」を知ることは、
幸福な人生を生きるための一里塚とも言えるでしょう。


この本で、ブッダは一貫して
そんな目的意識の大切さを伝えてくれます。


他にも「無人の広野」は人生の儚さや寂しさを
「白骨」は他人の死を、「飢えた猛虎」は自分の死を、
「藤蔓」は人生や寿命の短さを、「白・黒のネズミ」は
昼と夜をモタージュして時の早さを表しています。


人生が有限であることは誰もが知っているはずなのに
殆どの人が、その事実に目を背けています。


限りのある貴重な人生に向き合い、
限られた時間の価値に気づいた人から
順に本当の幸福になれる、と確信させられる
ブッダの寓話に堪能しながら、
自分の生きる意味を考えてみてください。


挿入されている墨絵も躍動的で
ブッダの譬え話を盛り上げています。


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■今日のお薦め本
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「人生の目的/旅人は無人の広野でトラに出会った」
高森光晴、 大見滋紀・著(1万年堂出版)

https://www.amazon.co.jp/人生の目的-旅人は、無人の広野でトラに出会った-高森顕徹/dp/4866260815/ref=rvi_d_sccl_1/358-7242658-7685916?pd_rd_w=1raEE&content-id=amzn1.sym.a4dc92d7-7100-437e-b3e3-2349e8298523&pf_rd_p=a4dc92d7-7100-437e-b3e3-2349e8298523&pf_rd_r=XCQADGAJ57FJANMJNR9G&pd_rd_wg=ezonC&pd_rd_r=a1d33297-77ba-4c26-8abb-9004a12b551d&pd_rd_i=4866260815&psc=1

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吉江勝


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□■□■編集後記■□■□


以前から冷たいものを食べたり、
飲んだりすると奥歯が滲みたのですが・・・


最近、熱いものを食べても
滲みるようになってきました。(涙)


ちょっと気を許すと痛いような感じも・・・
(「まだ虫歯ではない」と思い込んでますが・・・笑)


そろそろ、歯医者さんへ行く決断を
下さなければならないかもしれません。(笑)


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吉江勝
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