G級審査で思うこと。
G級予選の審査に行って参りました。
@ 音降りそそぐ武蔵ホール
審査の先生方と。
柳澤先生、城くん、後藤先生、吉武くん、木米さん、やまみんこと同級生の山岸さん。
素晴らしいレヴェルでの演奏が続き、若さあふれるエネルギッシュな演奏を堪能させていただきました。
この数々の素晴らしい演奏に点数をつけることもおこがましいのですが、でも講評を書いているうちに感じたこと。
「素晴らしい演奏」と「予選を通過する演奏」の何が違うんだろう…と。
どうしてもこの演奏、好きだー!!!という演奏に2人、出逢いました。
音楽に色があり、次々と変わる場面がまるで絵のように見えてくるのです。
聴いていて、ワクワクしてくるし、次はどんな変化が生まれるのだろう…あー、そうなるかー!…と1人でニヤニヤしてしまうような。
技術的に素晴らしい上に、めくるめく音楽の表現が充実しているというのは、想像力や感性を磨く経験が充実しているということでもあるかもしれません。
レッスンのとき、私たちはいつも、イメージや色、景色など音楽から感じることを聞きますが、そのイメージを私たち演奏家は更に「音で」説明できないといけません。
言葉ではなく、音で。
音で想いを表現する、というのは、限りなく自分の全てをさらけ出すことでもあるのかな。
裸になる!みたいな。
それを見せられたときに、人はものすごく惹かれるのかもしれません。
と審査が終わってからの数日、つらつらと考えていました。
上階からの審査でした。
素晴らしい演奏に、私も大きな刺激をいただきました。
これからの皆さまの活躍を心から楽しみにしていますね!