自分の居場所は自分で作る | 大人の複雑性PTSD相談室*加納由絵

大人の複雑性PTSD相談室*加納由絵

大人の複雑性PTSD相談室です。
40代以上の「このまま人生を終わりたくない!」「あきらめたくない!」という方のサポートをしています。
複雑性PTSD サバイバー。
茶話会・講座・養成講座運営。
日々のことを書いています。

 

こんにちは。加納由絵です。

 

今日は記事連投ですが。

 

 

複雑性PTSDで悩んでいると

「どこにいても仲間はずれ」な気分に

悩まされますね。

 

 

この、どこにいても

仲間はずれな気分のことを

「帰属感の喪失」といいます。

 

属せている気分が持てない。

 

これ、複雑性PTSDの症状のひとつです。

 

 

 

私自身も過去に

「どこにいても浮いてる自分」を

ずっと感じ続けてきました。

 

居心地が悪いったら

ありませんでした。

 

私は、40代後半で

自分の娘のような年齢の人たちと一緒に

モデルスクールに通いました。

 

当時、私はモデル事務所に所属していて

広告関連の仕事をしていました。

 

モデルというと

美男美女のイメージだと思いますが

 

それは、ファッションや

美容の世界のモデルの話。

 

私の仕事は、広告業界だったので

DMや商品広告

企業PVや取説動画など

 

どちらかというと

キャラクター(配役)が

重視される仕事でした。

 

スマホのCMで

家族向けの商品の広告なら

 

お父さんお母さん

おじいちゃんおばあちゃんなど

 

年配のモデルが必要ですよね?

 

そういうことです。

 

で、別に美女でなくても

どちらかといえば

演技力と表現力を求められるので

 

ただの美女で何もできない人は

オーディションで落とされる。

 

自分の持っている武器を

最大限に使うことができれば

自分が生きる世界は作れます。

 

 

40半ばのババアが

モデルスクールかよ真顔

世間は思うのかもしれないのですが

 

不思議と私は

それは気になりませんでした。

 

スクールに行けば

ファッション志望の高身長の先輩美女たちは

 

「ゲ、何、あのオバハン」と

あからさまに嫌悪感むき出しで

私を見ていましたが

 

同期の仲間(年齢20歳以上下汗)は

「加納さんと一緒にいると勇気がもらえる」

「なんか、いいですよね」と

 

私よりも先輩たちにイラついてくれたり

「失礼ですよね!」と怒っていてくれたり

それがとてもうれしかったし助けられました。

 

 

そして、オーディションを

何件もハシゴして

仕事をゲットしてくると

 

オーディションに落ちた

美女先輩たちが

むかつく!という視線を向けてきましたが

 

私は、「け!」と思うだけ。

 

 

私は、このとき

「悔しさこそ私の原動力」と

確信することができました。

 

私は、10代の頃に

声優をしていて

俳優養成所に通っていたので

 

演技としゃべりは

とりあえずできる。

 

ただ綺麗なだけの中身のない人たちより

ずっと自分には武器がある。

 

見た目はいずれ

加齢とともに変化するけど

 

演技力としゃべりは

訓練すればするほど伸びしろばかり。

 

 

まあ、結局

体力的なことと支援提供の活動に

専念したかったことと

 

そのための勉強に集中したかったなどの理由で

モデルの仕事は55歳くらいで辞めました。

 

地上波の番組にも

レギュラーで出ていたこともあったので

それは、私にとっては

ささやかな実績です。

 

そして、私は

「自分の居場所は自分で作る!」が

 

いつの頃からか

自分の標語になっていました。

 

ピアサポートグループを作ったこと

家族を作ったこと

勉強の場を作ったこと

 

属せる場所がないなら

作ればいいじゃん!

 

そう思ったのです。

 

 

「誰も来てくれなかったらどうしよう!」

「私にはそんな価値はない!」とは

思わなかった。

 

なぜなら、

「ねえねえ、来てきて!」と

自分から誘って歩いたから。

 

そして「行かない!」と

言ってくれた人とも

別に険悪になるでもなく

 

「じゃあ、何かあったら

そのときは、よろしく!」と

 

関係同盟を繋いでおく。

 

 

わかってくれない爆弾むかっと思うのではなく

 

共助の気持ちでいると

お互いに腹が立たない。

 

 

 

それとオーディションのハシゴ生活で

学習したことは

 

「この世の全ては、価値ではなくマッチング!」

 

それに気付けたから。

 

選ばれるのは価値があるからではなく

求められている条件に

いかに自分がマッチするか

 

ただただ、マッチングの問題だと

身をもって知ることができたから。

 

そして番組やCMを作り上げていく

現場の大勢の人達と

共同して作業をしているという

連帯感を持つことができたから。

 

 

私を支えていたものは

「絶対に諦めない!」という

あきらめの悪さとささやかな勇気。

 

なので、私は

自分の居場所にならない場を

去ることにしたのだろうなと

 

まあ、さっきの記事のクロージングみたいな話ですが。

 

 

年齢なんて関係ないです。

 

自分の居場所は自分で作る!

 

 

そこが一番居心地が良いに決まってるから照れ

 

 

では昇天