複雑性PTSDからの回復に大切なことは、考えることではなく**たら**すること | 複雑性PTSD相談室*加納由絵

複雑性PTSD相談室*加納由絵

大人の複雑性PTSD相談室です。
40代以上の「このまま人生を終わりたくない!」「あきらめたくない!」という方のサポートをしています。
複雑性PTSD サバイバー。
茶話会・講座・養成講座運営。
日々のことを書いています。

 
こんにちは。加納由絵です。
 
複雑性PTSDで悩んでいると
とにかく
たくさん
 
いろんなことを
学んだり
考えたり
してしまいますね。
 
学んだり
考えたりすることも
ある程度は必要なのですが
 
複雑性PTSDからの回復のためには
それだけでは不完全なのです。
 
 

 

 

 

 「覚えること」と「実践すること」

 

 

 

複雑性PTSDからの回復は

自分の症状を

 

自分の言葉で

説明できるようになるだけの

知識や情報が大切です。

 

これを「心理学習」といいます。

 

心理学習とは

独学で行うことではなく

専門家と共に

症状や反応について

 

自分の状態について説明を受け

それを理解していくことをいいます。

 

 

心理学習が済んだら

自分が困っていることや

悩んでいることの

対処法について

支援者と共にプランを作ります。

 

そして、そのプランを

実生活の中で実践します。

 

そして、実践したことを

支援者と共に振り返り

 

うまく行ったこと

うまくいかなかったことを

確認してみます。

 

そして、プランを練り直し

また、実践します。

 

これを一人でできるようになるまで

何度も何度も繰り返します。

 

これを「曝露療法」といいます。

 

 

曝露療法というと

いきなり

ラスボスに

突撃してしまう方があります。

 

これ、全然

理解できていない状態です。

 

支援者抜きで

単独で曝露療法を行うのは

自爆行為なので

絶対に避けてください。

 

複雑性PTSDの人は

ある程度の

知識や情報が手に入ると

 

単独で曝露療法に

突進してしまうので

症状が回復するどころか

余計に悪化してしまうのです。

 

 

これは、複雑性PTSDの

「人間不信」症状が

影響しています。

 

複雑性PTSDの人は

支援者すら

信用できないほど

人間そのものへの

不信感が強いからです。

 

 

あなたは、いかがですか?

 

 

覚えることと実践すること。

 

一緒に考えてみませんか?