複雑性PTSD支援者養成講座・無料オンライン説明会を開催しました | 複雑性PTSD相談室*加納由絵

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大人の複雑性PTSD相談室です。
40代以上の「このまま人生を終わりたくない!」「あきらめたくない!」という方のサポートをしています。
複雑性PTSD サバイバー。
茶話会・講座・養成講座運営。
日々のことを書いています。

 
こんにちは。加納由絵です。
 
昨日は
複雑性PTSD支援者養成講座
無料オンライン説明会を
開催しました。
 
今年度は、第二期なので
一期生の方にご協力いただいて
受講に関するご質問などに
答えていただく時間も
もうけることが出来ました。
 
当事者の方は
ほぼ全員と言って良いくらい
「いつかは支援者になりたい!」
「支援活動をしたい!」
とお話しくださいます。
 
とても素敵なことだと思います。
 
そして
とても難しいことでもあります。
 
その理由は
自分のことが
解決してからでなければ
人の支援はできないからです。
 
 
 
溺れている人が
助けて欲しいと思ったときに
 
一緒に溺れている人に
助けてもらいたいとは
思えないでしょう。
 
一緒に溺れているから
自分の苦しさや恐怖感を
理解してもらえるという
安心感はあるかもしれませんが
 
実際のところ
自分が助かりたい人は
溺れている人に
助けは求めないものです。
 
岸にいる人
泳げる人
ロープを投げられる人
救命ボートで
漕ぎ着けてくれる人に
助けを求めるのが普通です。
 
確実に
助かりたいと思うのなら。
 
 
複雑性PTSDのような
難しい症状は
 
ある意味では
症状と
一生のお付き合いになります。
 
スッキリ治った!
という
風邪などの症状とは
全然違うのです。
 
トラウマ症状と
折り合いをつけながら
毎日を苦しくない程度に
穏やかに楽しく暮らす。
 
それが現実です。
 
支援者として
トラウマ当事者と
向き合うということは
 
自分のトラウマが
再演(再燃)する可能性と
隣り合わせで
活動をするのです。
 
自分が先に
つらくなってしまっては
支援どころの話ではありません。
 
 
昨日の説明会では
「回復してから来てください」
「講座の内容は相当キツイので覚悟が必要」
「私は、講師なので受講者の心理支援はできません」
 
この3つをお話ししました。
 
自己責任でお願いします
と何度もお話ししました。
 
理由は
「事故が起きてからでは遅いから」です。
 
 
 
臨床の場で
最も大切なことは
治療より予防です。
 
実現したい夢があるのなら
確実に手に入れるためには
順番があります。
 
支援者養成講座は
お金さえ払えば
たくさんの場があります。
 
 
私は、支援を待っている
当事者の皆さんに
確実な安全な支援を届けたいと
思っています。
 
なので
二次被害など
支援の場での事故が
起きる可能性のあることは
お断りすることにしています。
 
 
人の支援をするためには
自分がたくさんの支援を受けて
支援を肌感で
実体験することも大切な経験です。
 
支援を受けたことがない人が
支援者になりたいというのは
 
考えてみれば
恐ろしいことだと思います。
 
 
自分の支援者は自分です。
 
そして
たくさんの人に
援助希求をする勇気が必要です。
 
 
「助けてください」
「手伝ってください」
「協力してください」
と言えず
 
なんでも一人で抱え込む
クセの残っている人は
支援者には向きません。
 
 
「私に任せておけば大丈夫!」
もし、そんなセリフを言う
カウンセラーがいたら
その人は危険なので避けましょう。
 
 
トラウマ支援は
他職種で連携して行うもの。
 
誰か一人が抱え込んでいたら
その支援は崩壊するのは
時間の問題です。
 
 
支援者という当事者と
支援を受けている当事者の
共依存関係が生まれるだけです。
 
ズブズブの沼にハマります。
 
安心な支援者は
優しくて冷淡です。
 
アッサリしています。
 
優しいと感情移入を
混同してしまう方が
多いような気がしますが
 
治したいのか
慰めて欲しいのか
 
利用者側も
ハッキリ決めてから
支援を受けると
失望が少なくて済みます。
 
 
慰めながら
治してほしい?
 
それなら、
あなたが
そういう支援者になれば良いことです。
 
 
そのためには
まず
自分が大丈夫な人になる必要があります。
 
人の支援は
それからです。
 
 
 本気の方だけ
お待ちしています。
 
開講は
2022年9月です。
 
 
詳細は、こちらから。
 
 
 
 
 
 

 

 

 

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