[函館/津軽要塞]穴澗低地観測所②
北海道函館市函館山
函館山は霧がかかりやすいため、高地にある砲台は高地の観測所だけではなく、視界不良などにも対応すべく低地にも観測所を設置した。
①南東側に立待低地観測所:御殿山第1・御殿山第2・千畳敷砲台用
②北側に高龍寺山低地観測所:御殿山第1・御殿山第2砲台用
③西側の穴澗低地観測所:御殿山第1・御殿山第2・千畳敷砲台用
穴澗低地観測所
起工:明治35年8月1日
竣工:明治35年9月15日
所位:穴澗
種類:御殿山第1/御殿山第2砲台用、千畳敷砲台用
廃止:大正5年10月(陸機密第110号)御殿山第1砲台用を除籍す
穴澗岬には計3ヶ所の低地観測所が配備されている。
2ヶ所の観測所は既に紹介済み。1番有名な丘の上に聳え立つ観測所はスルーしていたが、ようやく行くことが出来た。
穴澗電燈の隣にある。
みっつめの穴澗低地観測所
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前室(通信/指令)+観測室
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この観測所も武式測遠機を置いていたようだ。
鋼鉄製有蓋があったが今は無い。
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円柱の台座に置かれているはずの円盤状の石が無い・・
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前室(通信/指令)
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下山の前に、隣の穴澗電燈に立ち寄って津軽海峡を眺める。
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久しぶりの穴澗電燈はあまり荒れていなくてホッとしたわー
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終わり
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出典:函館要塞跡散策マップ