[トラック/春島]春島水上機基地②観測所?など

Truk Ocean Service(末永卓幸氏)にてツアーを依頼、探索しました

 

  春島水上機基地(春島第2航空基地)

春島南端

春島水上機基地は今、全域が "Blue Lagoon Resort"の敷地になっている。

出典:ミクロネシア振興協会

 

出典:トラック島海軍戦友会編トラック島海軍戦友会「トラック等海軍戦記」

 

春島水上機基地(春島第2航空基地)

完成は昭和17年7月末。

スベリは幅20m(→40mに拡張)

春島水上機基地には、水偵の第4艦隊第4根拠地隊902空(旧21空を改称)が進出した。

詳細はよくわからないが、東にスベリ(滑走台)。東西に貫くように駐機場や格納庫があったようだ。

 

トラック大空襲後、水上機基地の北に"陸戦用"の春島第2航空基地(滑走路:60m×1,000m)が設営されたとの情報もあり。

 

昭和19年4月29日(2回目のトラック大空襲時)、米軍機撮影の写真では東に滑走路とおもわれるものが伸びている。春島第1航空基地の不時着用の飛行場として整備したのだろうか?

 

出典:Pacific Wrecks(Aerial view of Moen No. 2 Airfield and Moen Seaplane BaseCredit: USN, USS Lexington  Date: April 29, 1944 B&W )

 

水上機基地は下記写真の水色枠部分

 

観測所?

トーチカといえばトーチカだが、用途は観測所と思われる。

天蓋は薄いコンクリート製、壁もいわゆるトーチカとは異なり薄く、榴弾砲程度なら耐えられるような強固な造りではない(室内に機銃や野砲等を置いて上陸せんとする敵を攻撃する用途ではない)。前出のトーチカ(西ランプの北)は天蓋が鋼鉄製で強固なモノだが、こちらは砂利混じりのコンクリート+薄い鉄板(山形鋼)で厚さ40cm程度。

 

窓に相当する所は銃眼独特のつくりではなく、覘視孔(観察窓)と思われる。

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天蓋の下には薄い鉄板(山形鋼)が貼られている。

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西のランプ(跡)からみる。

 

では、入室します(・∀・)

天蓋の内側の鉄板(山形鋼)はボロボロ・・・

覘視孔は上下1セットが2ヶ所。

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固まったセメント袋

退室( ̄^ ̄)ゞ

 

満ち潮になると半分ほどが水面下に。

 

つづく・・・

 

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Blue Lagoon Resort の晩ご飯(エビちゃんカレー)