[東京第一陸軍造兵廠遠江射場]②原点砲列/電源供給室

静岡県掛川市浜野

 

設置:昭和13年(昭和15年に東京第一陸軍造兵廠所属に改編)

目的:造兵廠で製造された火砲と砲弾の性能テストなど

接収:昭和13年(第1次接収)、昭和15年(第2次接収)、昭和17年(最終接収)

敷地:東西約16km、総面積984ヘクタール(主に現在の国道150号から海岸線までの海岸砂地帯。掛川市浜野地区から御前崎市池新田地区)。射場の主要施設は西端の浜野地区に集中。

人員:約100人(軍人は1人/残りは在郷軍人など)

 

出典:静岡県戦争遺跡研究会「静岡県の戦争遺跡を歩く」P.46、抜粋

 

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射場の西端(浜野地区)の配置図

出典:静岡県戦争遺跡研究会「静岡県の戦争遺跡を歩く」P.48

 

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(16)高射砲電源供給室

 

 

 

 

(15)砲座

原点砲列にある大中小の砲座群(3基)。約10キロ先の御前崎市佐倉(現在の浜岡原発付近)を着弾目標にしていた。往時は原点砲列はまだ北側に数基続いていたようだ(消滅)

 

砲座①

3砲座の中で最大規模、高射砲の砲座のようだ。上部の八角形の直径は約4.5メートル。

 

 

砲座②

 

 

砲座③

 

 

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(13)発射司令所

原点砲列の背後(西側)の笹藪の中に2棟現存するが、激藪すぎるわ、建物手前が湿地になっていて辿り着けず。覘視孔(スリット)が建物の左側にある。屋上は監視所になっていた(外梯子で昇降する)。

 

 

 

つづく・・・

 

 

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静岡と言えば「さわやか」

 

 

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