[宮古島/来間島]東御嶽の陣地と遠見台

沖縄県宮古島市下地来間477

 

 

来間集落の東に来間集落発祥の地とされる東御嶽(アガイヌウタキ)がある。観光的には『松の木展望台』や『パシャ(端)の石段』と言った方がわかりやすいかも。

 

この東御嶽(アガイヌウタキ)の一帯に、集落の防禦のための少人数の防禦陣地があった。密林となっているため詳細はわからないが、確認出来るのは東御嶽の鳥居の横、琉球石灰岩を掘り込んだタコ壺(竪穴)である。

 

 

1m×0.7mくらいのタコ壺(竪穴)

堆積物があるため浅く見えるが、深さ1mはありそう。詳しくみたかったが蜂が飛び交っていたため断念。裏手の古道脇にも似たような穴がいくつもある。

 

 

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東御嶽の鳥居から北へ50メートルの場所にはヤマトゥガン御嶽があり、その入口部分に琉球石灰岩を掘り込んだ銃眼が確認出来る。銃眼は集落内の主要道に向いている。

 

 

 

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来間集落の西、現在の『竜宮城展望台』の南東側に「来間遠見番所」とよばれる見張所がある。薩摩藩支配下の琉球王府が1644年につくった。日本陸軍はこの番所を補強、琉球石灰岩を高さ3メートルほど積み上げて、見張所を拡張した。

 

 

 

日本陸軍が琉球石灰岩を3メートル程積んで整地した。

 

 

 

 

 

対岸の宮古島東浜が一望!

 

 

降りる。

 

隣の竜宮城展望台から遠見番所をみる。

 

 

お終い

 

 

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