[佐世保鎮守府]崎戸特設見張所聴音所
長崎県西海市崎戸町本郷362-1
長崎県西海市崎戸町本郷、捕鯨基地として栄えた崎戸島(さきとじま)の最先端(九州最西端)にある。現存する唯一の煉瓦造り2階建ての建屋は聴音所。ここで潜行する敵の潜水艦のスクリュー音等を傍受していた。
敷地内には兵舎、ポンプ室、発電施設、96式25ミリ機銃座などがあった。戦後、ホテル咲き都(閉館)の建設や公園化整備でこれら遺構は消滅した。
昭和13年、佐世保鎮守府によって聴測照射所が設置。
昭和17年3月、特設見張所に改称
昭和19年9月時点で探照灯1基、聴音機1基が増設されている。
引渡目録
出典:アジア歴史センター(C08011163300)引渡目録 佐世保海軍警備隊 長崎県の部(2)
探照灯、96式25ミリ連装機銃の銃座が何処にあったかは不明。
何せ、遺構は聴音所のみ。
96式25ミリ機銃
崎戸町の郷土史『国家総動員法が発令された昭和13年に御床島周辺に海軍防備隊ができることとなり、住民は島の頂上まで資材運搬の奉仕作業に連日出かけていった』
内部
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本土から寺島〜大島〜蠣浦島〜崎戸島〜御床島、と幾つもの橋を渡ればリクルートでも行ける。