[姫路海軍航空基地/鶉野飛行場]③耐弾施設(北川池北)

兵庫県‎加西市‎鶉野町(河西郡九会村・下里村)

 

姫路海軍航空隊と川西航空機株式会社姫路製作所鶉野組立工場が共同で使用した飛行場。姫路空は艦上攻撃機要員の訓練部隊、川西は局地戦闘機紫電および紫電改を製造した。鶉野飛行場の滑走路の大半、周辺の耐弾施設などは現存しているが、当地には川西の遺構はほぼ無い。

 

詳細はこちら→

加西・鶉野飛行場跡(旧姫路海軍航空隊基地)

 

鶉野飛行場(姫路海軍基地)

滑走路:1,200m × 60m→1本

転圧滑走路:1,200m × 60m→2本

出典:加西市「鶉野飛行場跡ガイドブック」より

 

加西市のガイドブック

耐弾施設はとりあえず「防空壕」と書かれています( ̄∇ ̄)

 

出典:加西市「鶉野飛行場跡ガイドブック」より、加筆

 

現在の神戸大学農場の西、北川池周辺に耐弾施設が多く残る。

 

北川池の北

川西航空機鶉野組立工場のエリア?

 

耐弾施設①

盛り土され偽装していたが、「戦後、開墾したときに土を半分取った」と当地工場従業員氏談。ここから西へ幾つかの耐弾施設があるが、ここ①だけが異なる構造。近くに2基の防空砲台(機銃座)があるので関連施設か?

 

 

 

 

耐弾施設②

前室→本室の構造でI型。用途不明。

 

 

 

耐弾施設③④

 

なんと!解体工事中だった。

解体されるのは耐弾施設④

 

2022/7/6 05:30神戸新聞NEXT

『防空壕解体、撤去へ 鶉野飛行場跡周辺に市道建設 加西』

 

耐弾施設③

②と同じ構造

前室→本室の構造でI型。用途不明。

 

 

幅2.8m×奥行22m、高さ不明

 

 

耐弾施設④

取り壊し工事中(。・ω・。)

 

 

 

 

 

用途不明

内部:幅3m、高さ2.75〜3m、壁厚45cm。

奥行約15mからの横幅約18m(L字形)

 

 

前室→L字型本室→前室

という構造。この地下壕は空間が気持ちよい。

 

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L字の屈曲部

 

 

 

 


 

掘り出しは遺憾だが、構造がよーーーーくワカル。

 

取り壊す前に

鶉野飛行場防空壕見学会を開催を行ったようだ。

 

 

 

つづく

 

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