[函館/津軽要塞]千畳敷砲台③28センチ榴弾砲砲台の右翼観測所

北海道函館市函館山

 

千畳敷砲台

同砲台は函館要塞を構成する砲台として築城され、一部は津軽要塞に移行した。

 

起工:明治31年(1898年)9月

竣工:明治34年(1901年)1月

備砲:28センチ榴弾砲×6門(砲座3)、15センチ臼砲×4門(砲座2)

標高:28榴/297.5メートル、15臼/296メートル

 

任務:(御殿山第1/第2/千畳敷共通)其の全周囲を射撃し互いに協力して敵艦を遠距離に扼支し以て其の砲撃に対し勉めて函館港内を掩護するに在り

 

廃止:要塞整理で15臼撤去、28センチ榴弾砲2門減=4門に(昭和9年10月に更に一部除籍)

 

出典:国土地理院 1948/05/22(昭23) USA-M1077-112、抜粋・加工

 

出典:函館要塞散策マップ

 

④28榴の 砲台長室?(掩蔽部)

 

 

 

(草刈り直後の訪問時)

 

ほぼ、埋まってしまった。

 

 

28榴/第一砲座の砲側庫かな?とも思ったけど、観測所の真下でもあるし、案内版通りに「砲台長室」としておきました。

 

では、階段を登って右翼観測所へ

 

 

 

 

綺麗に破壊されているねぇ(。・ω・。)

 

 

 

右翼・左翼観測所とも、測遠機がどんなのが設置されていたのかは不明。何せ、測遠機を設置する台座迄が徹底的に破壊されているため。

 

(草ボーボー時)

 

往時は鋼鉄製の装甲掩蓋が付いていた。

出典:佐世保要塞丸出山堡塁

 

では降りましょう(・∀・)

 

 

 

つづく

 

 

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