[内之浦臨時要塞]②持留監視哨(1号)

鹿児島県曽於郡大崎町持留

 

大崎町の中央部の山々は標高約100メートル。ここからの志布志湾や鹿屋市方面の眺望は素晴らしい。戦後に『四季の森』として整備され、監視哨(案内版ではトーチカ/観測所)が2基が保存されている。

 

出典:戦史叢書57巻 本土決戦準備<2> -九州の防衛-』(防衛庁防衛研修所戦史室)付図第4「第86師団(大隅集団)の志布志湾沿岸における配備計画図(昭和20年8月頃における)」、抜粋・加工

 

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大崎町の持留地区は、戦史叢書によれば『止阻陣地』と記されているが、マークは『情報所』になっている。監視哨の類いと思われる。

 

『四季の森展望所』から約900〜1,000メートル内に2ヶ所の監視哨(トーチカ/観測所)がある。道(軍道)は整備されており歩きやすい。手前が2号、奥が1号と呼ばれているようだ。

 

1号監視哨

 

覘視口は3つ

 

 

 

構造は2号と大差ない

 

 

1号の出入口を探そうと思ったが、藪漕ぎ・直登必須っぽいので断念。

 

監視哨からの景色

 

1号脇に立っている案内版

 

 

 

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