[光海軍工廠]九十九橋

広島県安芸郡海田町大正1-13付近

令和3年度土木学会選奨土木遺産

 

 

九十九橋は昭和25年(1950年)に、海田町の瀬野川に架けられた県道府中海田線の橋梁。橋長75.0m×全幅4.7m、形式は4径間単純鋼下路式ワーレントラス橋。

 

 

敗戦直後の資材難の中、空襲や爆撃を受けた光海軍工廠(山口県光市)の建材を再活用した。必要に応じて弾痕の穴を塞ぎ、曲がったものはハンマーで叩いて直し使用した。構造上問題の無い部分は補修せず使用したため、弾痕や光海軍工廠時代のリベット孔が残っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広島市の本川橋も同様の架橋で、共に土木学会選奨土木遺産認定を受けた。