[陸軍船舶部隊第15船舶団]謎の構造物

熊本県宇城市三角町戸馳

 

広島県の宇品にある陸軍船舶司令部隷下、第15船舶団基地は熊本県は天草への玄関口である宇土半島の西端・三角港一帯と対岸の戸馳島にあった。

 

海上輸送と軍需物資の管理のため、昭和19年10月に発足した。主に天草(独立混成216旅団)、長崎県口之津港(第2潜行輸送隊=陸軍マルユ艇部隊)への物資補給を担った。口之津港の陸軍マルユ艇部隊は南西諸島への物資を送る部隊だった。

 

三角町の海岸に面する崖地には、横穴格納庫壕や兵員壕などが何十本も掘られている。格納庫壕の構造は何パターンかあるが、井桁かコの字型が多い。

 

三角港の対岸、戸馳島には弾薬格納壕や謎の構造物がある。

 

 

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謎の構造物

 

出典:国土地理院 1948/03/05(昭23) USA M827 55(加工・加筆)

 

 

 

出入口は道路側に2ヶ所、山側に2ヶ所。

戦後は製氷工場?

 

 

 

 

 

 

 

部屋は道路側に並列に3室、山側に1室(ボイラー室?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山側に出てみた

 

 

 

 

 

井戸もある