[分田八幡宮]15式飛行艇2翅プロペラ

熊本県山鹿市鹿本町下分田444

 

 

 

 

奉納者・奉納時期は不明

 

 

大正15年(1926年)、日本海軍はF-5号飛行艇に替わる飛行艇の試作を広海軍工廠に下命。

15式飛行艇はF-5号飛行艇に倣った艇体ではあるが、主翼は速度向上を図る為面積を減らし、かつ厚翼とし剛性を高め、翼間支柱を1張間としている。

 

 

 

これが一五式の外観上大きな特徴となっており、この翼組は構造材を金属に変えただけで後の89式飛行艇にそのまま応用されている。エンジンにはロレーヌ 12Eのライセンス生産権を購入した中島飛行機が製造した「ローレン四五〇馬力発動機」を採用した。

 

 

 

昭和2年(1927年)秋に15式飛行艇として制式採用された。生産は広廠の他、愛知航空機でも行なわれ、横須賀工廠では全金属製の物が試作された。生産は昭和9年まで65機余り。