栄橋

沖縄本島、嘉手納町屋良7001付近

 

 

栄橋は比謝川にかかる二重アーチ状の鉄筋コンクリート製の橋梁。

 

昭和5年(1930年)頃に台南精糖株式会社(後の沖縄精糖)が、牧原・久得地区で収穫したさとうきびを台南精糖の嘉手納工場へ搬入する手段として橋を架けた。

 

沖縄戦が始まる直前の昭和20年3月下旬、この地域の防衛を担当した独立混成第44旅団第15連隊工兵隊が、連合軍の沖縄本島への侵攻を遅らせるために、この橋を(も)爆破した。橋の半分が吹っ飛び爆破は成功した。

 

道路は行き止まり。

 

深い渓谷、カーブの所に架けられているので対岸または河川敷からしか、全貌を見ることは出来ない。

 

木の葉や枝で巧く撮れていないが、残ったアーチ橋は確認できる。

 

 

橋は嘉手納高校側が落ちたようだ。

(立入禁止の網も半分がない)

 

欄干、バキッ(T_T)

 

見下ろすと、川底にコンクリート片が落ちている

(ここはかなり崖地なのでビビる)

 

比謝川に向かって左側の親柱をみる

 

 

 

川に向かって右の親柱は藪と土砂に埋まっていた

掘り出しは断念

 

「第一防御線ハ工事ヲ最小限二止ムル如クスルモ橋梁徹底的二破壊ス」

 

現在も橋の約半分が放置されている。

対岸は米軍基地(ゴルフ場)なので橋は必要ないのかも。