横須賀海軍鎮守府
第一特攻隊美保基地(第136震洋隊)の格納庫
静岡県静岡市清水区三保
清水海軍航空隊の甲種飛行予科練習生が、コンクリート製の格納庫や待避壕などの建造に従事した。第136震洋隊基地は三保半島の内側(三保内浜海水浴場)江ノ浦にある。
出典:国土地理院 1947/10/01(昭22) (USA R236-No.1 92)
震洋はいわゆる特攻兵器で、トヨタ特KC型ガソリンエンジン×2を積んだ小型のベニヤ板製モーターボートの船内艇首部に炸薬を搭載し、搭乗員が操縦して目標艦艇に体当たり攻撃を敢行するもの。昭和19年6月頃には量産を開始。海軍の震洋は、陸軍の海上挺進戦隊「マルレ」とともに、フィリピン、沖縄諸島や日本本土の太平洋岸に配備された。
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第136震洋隊は昭和20年5月25日に開隊
特攻搭乗員48名/隊長以下総数235名。
配備されたのは推定だが震洋5型
全長6.5メートル×全幅1.86メートル×全高90センチ。
同隊では22艇の震洋が必要だったが、配備されたのは5艇のみ(諸説あり)。
三保地域は砂浜と雑木林のみなので壕は掘れない。清水海軍航空隊甲種飛行予科練習生によって、鉄筋コンクリート製の震洋格納庫とされるものが推定15基つくられた。このうち8基が現存しているという。
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震洋格納庫①
全長25メートル。
高さがある大型のもので整備用の建物かも。
本部はこの辺りにあったらしい。
天井のレールは戦後、取り付けたようだ。
削った時に穴が開いたので三角屋根を付けたのかな?
別途。三角屋根が付いているのはこの格納庫だけ。
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震洋格納庫②
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震洋格納庫③
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震洋格納庫④⑤
海岸を背にして、横並びで建つ
すんごい竹藪、すんごい不法投棄ゴミ
夏はヤブ蚊に虫の大群、悪臭などありそうだ
行く手を整備しつつ、剪定しつつ・・・・
これは・・・!
2基とも内部に木造家屋を建てているし
船大工の仕事?
木船の構造をみるようだ。美しい・・
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震洋格納庫⑥
外から眺めていたら裏?の家の方が出てきて「市役所の方?もうゴミ捨てがひどくて何とかして欲しいんだけど」とまくし立てられる。違います!通りかかりの者です、と言うと、どうしたらいい?と相談されますた(*_*)
確かにゴミだらけだ。
以上、おしまい
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清水と言えば末廣鮨
アワビの唐揚げも絶品