高知海軍航空基地(日章飛行場)戦闘指揮所

高知県南国市久枝乙626-3(トヨタレンタカー)付近

 

高知海軍航空基地(日章飛行場)

着工/竣工:昭和16年(1941年)1月

竣工(暫定):昭和19年(1944年)3月15日(滑走路1,250mX60m)

滑走路:1,500mx60mコンクリート、1,000mx40m砂利×2本
掩体:中型15、小型9、W型掩体17(有蓋型9基・無蓋型32基)
主任務:偵察教育

主力飛行機:白菊(機上作業練習機)

 

出典:掩体は語る

 

高知海軍航空基地は、昭和19年3月に偵察練習航空隊の基地として開隊したものの、翌年(昭和20年)3月1日に作戦実施部隊に改編され、飛行教育は凍結された。5月5日には所属する白菊全機を特攻機に指定され特攻訓練開始。同月22日に特攻隊は鹿児島県の鹿屋飛行場に進出、5月24日から6月26日まで特攻が行われた。

 

 

高知龍馬空港(高知空港)のターミナルの敷地に隣接するのは高知大学農学部。ターミナルを出ると県道13号線沿いにトヨタレンタカーがある。背後は高知大学農学部の牧場で、トヨタレンタカーから50メートルほど東に行くと同じく道路沿いに戦闘指揮所がある。

 

 

戦時中は擬装のための盛り土がかけられていたが、今は土が取り除かれてコンクリートが露出している。

 

 

出入口

土砂が堆積しているようにみえる

 

 

 

残念ながら詳細不明。

 

高知海軍航空基地時代、現在の高知大学農学部の敷地は格納庫や兵舎、戦闘指揮所などの施設が建っていた。農学部北東部の地下には非公開の耐弾通信所壕が4本現存している。