[四国防衛軍]土佐湾・小浜トーチカ

高知県南国市十市4773-3付近

 

土佐湾に面する小浜海岸。高知県南国市の守備隊である四国防衛軍(陸軍第2総軍15方面軍第55軍)が本土決戦を見据えて構築したトーチカがある。土佐湾に数多く造られた第2防衛線のひとつ。

 

十市地区は背後に山を抱えており、山腹にもトーチカ群がある(後述)。

 

 

小浜海岸にある半地下型の小浜トーチカは、周囲をビニールハウスに囲まれているのでわかりにくい。畑の畦道のような細い迷路にある。

 

 

 

 

幅6メートルくらいの正方形で高さは約2メートルほど。

入口付近に砂が堆積している。

 

 

 

 

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銃眼は東西に2ヶ所

 

銃眼①

 

 

 

銃眼②

 

銃座②を外から見る

 

銃眼①(右)と②(左)

 

シンプルな造りで、銃眼①と②の仕切りもなし、銃座と思われる構造物もなし。造りは雑だ。

 

では出ますか!

 

 

展開部隊は55軍第11師団43連隊とのこと。

 

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出典:山崎善啓「土佐湾本土決戦史」P.113

 

四国防衛軍(陸軍)。

第一線陣地は爆撃及び艦砲射撃に耐えるよう基本は洞窟陣地とする。