玉島防空監視哨

岡山県倉敷市玉島乙島1251(戸島神社)

 

県道191号線から戸島神社に入る1本目の階段を登りきって左折。やや登り掛けた左側の崖地にある。

 

 

 

 

トーチカに似た構築物

昭和18年、戸島神社の眼下(南側)に広がる養父ヶ鼻地先の大平新開に神戸製鋼所玉島工場の建設が始まる。この工場は日本海軍の潜水艦用エンジンを製造する予定も、第1剛毅の完成を待たすに終戦。この構造物はこの工場と何らかの関係があったものだろうと考えられる(倉敷市の説明板)

 

 

 

 

内部は水没(*_*)

 

倉敷市の案内板

「構造は戦争で用いるトーチカ(コンクリート造りで銃火器などを備えた防御陣地 )に似ていますが、用途や構築時期など詳しいことはわかっていません」

 

内部は狭いし、監視窓は小さ過ぎるし設置位置が高すぎるので銃火器は使えない。コンクリートの厚さが50センチほどなので空襲時の防御も無理。いわゆるトーチカではなく防空監視哨だろう。

 

 

本体は直径2.80メートルの円筒形。

監視窓は5ヶ所。内側から外をみると扇型になっている。

 

 

コンクリートの質は良くない(*_*)

 

 

 

防空監視哨からの眺め

 

 

大きな岩がゴロゴロしている崖地に建っている。

 

 

神戸製鋼所の跡地には、住友重機械工業岡山製作所が建っていた。

 

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