蓄光タイル

愛知県名古屋市

 

JR名古屋駅中央本線7番線/8番線の階段の両脇に「蓄光タイル」が埋め込まれている。

 

 

戦況が悪化すると本土も空襲を受けるようになり、灯火管制が敷かれた。

 

 

空襲警報が発令されると敵機にみつからないよう消灯するが(灯火管制)、名古屋駅では国鉄職員が暗闇の中で乗客を誘導する必要があった。

 

 

階段両脇に埋め込まれた蓄光タイルは暗くなると光を受けて淡く光り始めるため、足下の注意を促すには最適なものだったようだ。

 

 

夜間の光源はホームの天井に吊されているラドン管(電球)だったそうだ。

 

 

畜光塗料はラジウムを塗ったものが使われていたが、経年とともに蛍光力も減少するようなので(現在の畜光タイルはノン放射性物質を使用)、今も暗闇で光るかは不明。