浜松陸軍墓地跡のトーチカ
静岡県浜松市中区住吉4丁目21
陸軍浜松飛行場の防衛のために作られたトーチカ。
浜松陸軍墓地の端にあったが、陸軍墓地も忠霊殿も壊されて平和記念公園と名前を変え、その南西には浜松市立青少年の家が建つ。南側は傾斜しているが、その傾斜にトーチカがある。
前面は半円の形状で、砲口部は至近弾の被害を軽減するために階段状となっている。
出入り口は埋めているのか、わざと伐採された木の枝を積み上げているため全容は不明。
なお、白亜の霊廟だった忠霊殿は1943年(昭和18年)に浜松陸軍墓地内につくられた。戦後は遺族会が管理していたが2005年に老朽化を理由に解体。忠霊殿祀られていた10857体の位牌は処分を強いられた、とのこと。