大牟田市役所の防空監視哨/高射機関砲台座

 

福岡県‎の大牟田市‎役所は1936年(昭和11年)完成。耐震に問題があるとかで近々、取り壊して新庁舎に建て替える話がある(T_T)

 

 

この庁舎の屋上に、高さ約2.2メートル×直径約2メートル程の円筒形のコンクリート製防空監視哨がある(写真の右上)。

 

 

入口は東側に開けられており、中の空間は人が1ー2人立てるくらいの広さ。

 

 

監視用窓が東西南北に開けられ窓は5個ある。防御のために覗く部分は小さく、外に向かって広がる四角い形をしている。

 

 

異常時には1階の防空本部に伝達するために、防空監視哨の西側の内側に伝声管が設けられている。戦時中の監視員は市役所職員だった。

 

 

監視哨のすぐ東側にある防空監視員詰所(現在は現像室)は、屋上への出入り口の隣にあり、出入り口には防空障壁が設けられ、監視窓は2個ある。

 

 

(戦後、現像室だったが今は使われていないとのこと)

 

 

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屋上北側には高射機関砲台座がある。近くに行くには行けるが、ここに上がるための梯子がないので遠目でしか確認できなかった。高射機関砲の型は不明。

 

 

 

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庁舎4階のかつての貴賓室には、特徴的な装飾がなされている。

 

 

 

 

 

 

見学の仕方

大牟田市役所本庁舎1階の受付で、見学の旨を伝える。あとは案内通りで。市役所職員が案内してくださる。