(旧)天願橋
沖縄本島
沖縄県うるま市天願地区にV字に中折れして壊れたままの古い橋があるが、これが旧天願橋。
1934年(昭和9年)頃に完成した鉄筋コンクリート製の橋。沖縄戦が始まる直前の昭和20年3月下旬、日本軍は連合軍による沖縄本島の侵攻を遅らせるために、この橋を(も)爆破した。だが爆薬が足りなかったのか橋は中央部でV字に折れただけで完全に崩れなかった。
「第一防御線ハ工事ヲ最小限二止ムル如クスルモ橋梁徹底的二破壊ス」
アメリカ軍は沖縄本島上陸から3日間でうるま市に到達すると、折れた橋の上に持ち込んだブルドーザーを使って土を盛り、橋の路面をを平らにして通過したとか。
今では近隣の住民が、その橋の盛り土を畑にしている(°▽°)
遠目から見るとよくわからない٩( ᐛ )و
かつては天願川本流の蛇行域に架けられていた旧天願橋だが、治水工事により本流は蛇行部分をカットされたため、僅かな水が流れる程度だ。