受験生の朝寝坊が治る?心療内科医がすすめる週末の朝食の効果とは?【受験専門の心療内科】 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

受験生の朝寝坊が治る?心療内科医がすすめる週末の朝食の効果とは?【受験専門の心療内科】

 

 

 

受験の心療内科

受験生を早起き体質に変える方法とは?サーカディアンリズムの脳医学!

 

 

 

 

受験生は、脳の働きを高めて入試を有利にするためには、朝、6時に起床するのが理想だとされています。

でも、思春期の世代は、この年齢特有の不安定な性ホルモンの作用で、脳が早寝早起きを本能的に苦手になる性質があり、放っておくと夜ふかし朝寝坊になってしまいます。

 

だからこそ、朝6時の起床を脳に無理なく定着させるには、サーカディアンリズムの脳医学に合致した対策が必要です。

 

その中でも鍵を握っているのが、土曜日と日曜日の朝食です。

ぜひ、家族ぐるみでライフスタイルを見直し、受験生が第一志望校に合格できるように、万全のバックアップをしていただきたいです。

 

具体的に、ご家庭の何をどう変えればいいのか、受験生のメンタルを専門に診療している心療内科医の経験と専門知識を元に、わかりやすく解説いたします。

 

 

 

朝6時に起きる生活習慣が受験に有利な理由とは?

 

入試で良い点数を叩き出すには、朝6時に起きる生活習慣が有利になるということは、受験生や受験生の親御様だったら大半の方がご存知のことだと思います。

 

これには、もちろん、明確な脳医学上の理由があります。

 

 

入試は、朝9時ぐらいから始まることが多いものです。

 

論理的思考力を生み出す脳の前頭前野は、ベストの状態になるまでに、起床してから3時間ぐらいが必要です。

なので、逆算すると、朝6時に起きるのが最も得策だということになるわけです。

 

 

ただし、入試当日だけ、朝6時に起きれば良いというわけではありません。

 

脳はサーカディアンリズムと呼ばれる1日24時間のリズムを刻んで働いています。

入試に有利になるサーカディアンリズムを脳に定着させるためには、できるだけ早い時期から朝6時に起きる生活習慣を実践し続けるべきです。

 

さらに、学校の定期テストや模擬テストのことも考えると、できれば1年を通して朝6時の起床を徹底することが理想だといえます。

 

 

思春期のホルモンが早寝早起きを妨害する!

 

しかし、受験生の年代では、早寝早起きを実践することは、決して簡単なことではありません。

以前は、夜ふかし朝寝坊は怠惰によるものが多いと考えられていましたが、最新の医学研究によって、こうした考え方は否定されています。

 

思春期の年代では、脳が性ホルモンの影響を受け始める作用によって、夜ふかし朝寝坊になってしまうというメカニズムが、医学的に解明されているのです。

 

 

これ受けて、最近では、「スクール・スタート・レイター」と呼ばれる、学校の終業時間を思春期の脳に合わせて遅い時間帯に変えるべきだという社会運動が欧米を中心に世界で広がっています。

 

実は、私自身も、思春期の患者を診療する心療内科医としてこの運動に参加しています。

入試についても、受験生の能力をより公平に判定するには、午後から行うべきだというのが私の考え方です。

 

 

しかし、「スクール・スタート・レイター」は欧米の各地で学校の始業時間を遅らせることに成功しているものの、少なくとも日本では午前中から入試が行われる習慣が変わる見通しはありません。

 

ですから、受験生も受験生の親御様も、本来の脳の生理に反して早寝早起きを断行するんだという強い覚悟と脳医学に基づく適切な方法を実践することが求められるのです。

 

 

受験生の脳を早寝早起きに変える週末の朝食!

 

 受験生の脳を早寝早起きのサーカディアンリズム体質に変えるために、とても重要な鍵を握っているのが、週末の朝食、つまり、土曜日と日曜日の朝食なのです。

多くの受験生が、ウィークデイと比べ、週末になると、起床時間がより遅くなってしまいます。

 

 

脳の中には、サーカディアンリズムを作り出している視交叉上核と呼ばれる体内時計の中枢があります。

この部分が、週末に遅く起きることによってかく乱されてしまい、たとえ週明けの月曜日から早寝早起きの生活を再開しても、脳内では夜更かし朝寝坊のサーカディアンリズムが残ってしまいます。

 

 

だから、週末こそ早寝早起きを実践していただきたのですが、ただ、朝早く起きればそれでいいというものではありません。

早起きをしたあとに、しっかり朝食を取ることが、サーカディアンリズムの修正にとても大事なのです。

 

 

定時の朝食がサブ体内時計を調節し朝寝坊体質を改善!

 

メインの体内時計の役割は、脳内にある視交叉上核が担っています。

ですが、消化器官にもサブ体内時計があり、特に朝食については、サブ体内時計がメインの体内時計に強力な影響を与えていることがわかってきました。

 

つまり、受験生が早寝早起きのサーカディアンリズムを脳に定着させるには、土曜日や日曜日に早く起きるだけでなく、起きてすぐ、しっかりとした朝食を取る必要があるわけです。

 

 

ところが、多くの家庭では、週末の朝食は遅い時間帯になる傾向があり、遅い朝食と昼食を兼ねたブランチにしているケースも少なくありません。

これは、受験生の脳を入試に受かるサーカディアンリズムに変える上で、大きな障害になっています。

 

 

そもそも、親御様の健康にとっても、週末にサーカディアンリズムを撹乱することはよくないことです。

実際、それによって週明けの月曜日の朝に心筋梗塞や脳梗塞の発症率が上がってしまっています。

 

それを予防するためにも、まずは親御様が率先して週末の朝寝坊とブランチをやめ、家族一丸となって早起きと早い時間帯の朝食を実践してください。

これが、受験生が志望校への合格を果たす大きなバックアップになるのです。

 

 

危険な朝寝坊を招く受験生の睡眠障害!

 

週末の朝食の習慣をしっかり確立することは、受験生のサーカディアンリズムを適正化する上で、とても効果があります。

 

ただし、受験生の世代では、何らかの睡眠障害によって、早起きできない場合も少なくありません。

また、受験ストレスによって、夜、寝付きが悪くなっており、その影響で早起きできないというのも、よくあることです。

 

その場合は、受験生の脳が抱えるそれぞれの問題を解決しない限り、受験生が挑む入学試験は、とても危ういものになってしまいます。

 

受験生ご本人も、受験生の親御様も、脳医学的に適切な対処をするため、「受験生の睡眠障害(Exam Somnipathy)」について、以下の説明もお読みください!

 

夜更かし朝寝坊を改善するのに役立つばかりでなく、第一志望校に合格することにも役立つ情報をご紹介しています。

 



 

 不眠や過眠(Somnipathy)は、受験ストレスによる脳の異常を伝えるSOSサインです!

 

 睡眠にトラブルを抱える脳は、勉強中の集中力が低下し、休憩中の疲労の回復もできないため、ダブルで不合格になります!

 

 不眠と過眠のおかげで脳機能の異常を早期に発見し、志望校に合格に役立てられた受験生もいます!

 

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