【受験の心療内科】受験生のヤル気を回復させる親の声掛けの法則! | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

【受験の心療内科】受験生のヤル気を回復させる親の声掛けの法則!

 

 

受験の心療内科

 

受験生のヤル気を回復させる親の声掛けとは?

 

 

親の声かけが重要!

 

今どきの受験生は、メンタル面が繊細で、模擬テストや学校の定期テストで悪い点数をとると、すぐに自信をなくして、勉強のヤル気をなくすということが、よく起こります。

 

特に秋が深まり入試が近づいてくると、受験生のモチベーションはそのまま入試の当落にかかわってきますので重要です。

 

ヤル気を喪失してしまった受験生を回復させるには、親御様の声かけがとても重要なのです。

 

安易な長所の指摘は危険!

 

「自信を取り戻させるためには、我が子の長所を指摘して励ましてあげればよい・・・」

 

そんなふうにお考えになっている親御様が多いようです。

 

しかし、安易に長所を指摘してあげることが受験生のメンタルにたいへん危険な影響を及ぼすことがあると、私をはじめ多くの心療内科医が警鐘を鳴らしています!

 

効果は天と地の差!

 

実は、どのような長所を指摘してあげるかによって、受験生のメンタルが回復する場合と、逆にメンタルが余計に悪くなってしまう場合があることが、メンタル医学の研究で解明されています。

 

つまり、指摘してあげる長所によって、受験生のメンタルへの影響は天と地の差があるわけです。

 

 

メンタルを前向きに変える脳機能の10要素

 

では、困難に直面してヤル気を失っている受験生のメンタルを回復させるには、どのような長所を指摘してあげればいいのか?

 

その答えは、「メンタルを前向きに変える脳機能の10要素」なのです。

 

 

10要素って何?

 

10要素とは、具体的にはどのようなものなのか?

 

親が落ち込んでいる受験生を励ますときに、どのようなことを心がければいいのか?

 

受験生を専門に診療している心療内科医としての経験と専門知識をもとに、こうしたポイントをわかりやすく解説しましょう!

 

 

 

 

  前向きなメンタルになる脳機能の10要素!

 

メンタル医学の研究で、普段から意識をすると心が前向きになり、コツコツと努力できるようになる…、さらに精神面でも頭脳面でも成長することができるという10項目の要素が見つかっています。

 

メンタルが前向きになるため、何かに失敗してしまって落ち込んでいるときは、この10項目の要素のどれかを意識すると、立ち直りやすいということも明らかになっているのです。

 

このようにとても重要な10項目の要素とは、ズバリこちらです。

 

 

  ポジティブ心理学が導き出した「強み」とは?

 

どれも、社会で活躍するのに大事だというのは、みなさん、同意してくださると思いますが、私がご紹介した理由は、そうした精神論的なことではありません。

 

この10項目の要素が、ダイレクトにメンタルに好ましい影響を及ぼすことが実証されているためです。

 

これらはすべて、ポジティブな心理の効果を専門に研究する「ポジティブ心理学」において、「強み」と呼ばれている要素です。

 

 

「強み」とは一見、長所と同じような意味に感じられますが、脳への効果はまったく異なります。

 

長所には、頭がいいといった、持って生まれた才能がたぶんに含まれています。

 

持って生まれた才能を意識すると、自己愛が膨らんで、心がもろくなってしまうのです。

 

でも、「強み」を重点的に子供に意識させると、将来、逆境に陥っても、心が折れることがなく、うつ病にもならず、むしろ逆境をバネにして職業人として成長できることがわかってきたのです。

 

 

  「強み」を指摘して励ませば、メンタルが立ち直る!

 

受験生が模擬テストや定期テストで悪い点数を取った場合に、親御様は、この10項目の要素の中で、我が子はこの項目は優れているというものを見つけ出して、それを言葉にして指摘してあげてください。

 

たとえば、我が子は持続力があると判断したら、「あなたは持続力があるから、粘り強く頑張れば、今度はいい点が取れると思うよ」と、励ましてあげるのがいいでしょう。

 

 

10項目の要素の中には、受験や勉強には、直接的には関係のない項目もありますが、気落ちした受験生を励ますには、こうした項目でもけっこうです。

 

もし、我が子はコミュニケーション力があると判断したら、「あなたはコミュニケーション力があるから、社会に出たら、すごく活躍できるよ!」と励ませばいいわけです。

 

メンタルが前向きになることが最も大事なことで、励ます項目は、受験や勉強だけにこだわってはいけません。

 

 

  「頭がいいから大丈夫」という励ましは最も危険!

 

でも、多くの親御様が、「あなたは頭がいいから大丈夫だよ」などと、持って生まれた才能の面を指摘して励まそうとします。

 

でもこれは、とっても危険で、最も言ってはいけないことなのです。

 

 

持って生まれた才能は、自分の努力では、どうしようもありません。

 

特に悪い点数を取ったときには、多くの受験生は自分の才能に対して懐疑的になっています。

 

そんなときに、親が「あなたは頭がいいから大丈夫」などと口走ってしまうと、親の期待に答えることができない自分が、ますます嫌になってきます。

 

実際、受験生が自殺を図る場合に、このようなケースが多いのです。

 

こうした才能面の励ましは、禁句だと思ってください。

 

 

  危険な「認知のゆがみ(Cognitive distortion)」とは?

 

ご紹介した社会的に成功する10の要素の対局にあるのが、精神医学で「認知のゆがみ(Cognitive distortion)」と呼ばれる状態です。

 

特に心配なのが、以前はさほどではなかったのに、入試を意識し始めると、完璧にできていないとイライラする用になった・・・という受験生です。

 

とりわけ認知のゆがみで不合格になりやすいので危険です。

 

 

英語の大問の2番は、あまりできていない・・・。

 

物理の波動だけは、勉強が不十分・・・。

 

睡眠も完璧な熟睡をしたいのに、夜中に目が覚めた・・・。

 

 

受験は何かに付けて完璧にいかないのが現実です。

 

でも、それにイライラしたり、すごく気になったり・・・。

 

それは、「認知のゆがみ(Cognitive distortion)」が大きな要因になっています。

 

 

  まずはセルフチェックをしよう!

 

少しでも心当たりのある方は、私のクリニックのホームページのうち、「認知のゆがみ(受験ストレス)Cognitive distortion」のページをご参照ください。

 

その冒頭だけ、こちらのブログでもご紹介しておきます。

 

こちらでは、たった3分で自分で診断できる「セルフチェックシート」を掲載しています。

 

こちらの項目でセルフチェックをしていただくのと同時に、その項目は、すべて落ちることにつながる危険な発想なんだということを学んでください。

 

私のカウンセリングの経験を元に、受験生の方が認知のゆがみを抱えたときに、具体的にどういうことを考えてしまうのかをチェック項目にしています。

 

それを知るだけで、あなたの合格率は確実にアップします。

 

思い当たる方は必ず、ホームページを見てください!

 

 

もちろん、受験生ご自身だけでなく、親御様も我が子が該当する項目がないか、チェックしてあげてください。

 

 

認知のゆがみ(受験ストレス)Cognitive distortion読解力を低下させる受験うつ/

 

 

 



 

 このページの要点は? 

 ✓  受験ストレスによって、非合理的な思考パターンに陥る「認知のゆがみ(Cognitive distortion)」が生じます!

 

 ✓  「認知のゆがみ」によって記憶力や思考力も低下するため、放置すると合格は勝ち取れません!

 

 ✓  認知のゆがみ」を自己診断できるセルフチェックシートを掲載しています!

 

 ✓  チェックシートの18の項目を使って3分で自己診断ができます!

 

 ✓  受験生が陥りやすい「認知のゆがみ」は6つのタイプ(Cognitive distortion type)があり、セルフチェックでどのタイプなのかが分かります!

 

 ✓  認知のゆがみの最新治療と、克服して合格を勝ち取る方法を解説します!

 

 

 

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 ポイント! 


 

 受験ストレスが増すと、極端に非合理的な思考パターンに陥ってしまう精神病理の現象をもたらすことがあり、「認知のゆがみ(Cognitive distortion)」と呼ばれています。

これが、認知機能をさらに低下させることで、記憶できなくなったり、深く思考するのが困難になったりします。

実は、こうした現象が、受験で失敗してしまう大きな要因になっていることが、明らかになってきました。

 

「認知のゆがみ」から脱するには、まず、受験生がどのタイプのゆがみに陥っているのか、自分で知ることが必要です。

そのために開発されたのが、以下の「認知の歪みを見抜く受験生セルフチェックシート(Cognitive distortion questionnaires )」 です。

 

 

 

続きを読む ⇒ 本郷赤門前クリニックホームページ「認知のゆがみ(受験ストレス)Cognitive distortion」

 

 

 

 

 

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