新型の勉強無気力症候群が増加!脳医学に基づく難関校合格の秘訣とは?
今日のテーマは「新型の勉強無気力症候群が増加!脳医学に基づく難関校合格の秘訣とは?」です。
超難関校を目指しているのに、まったく勉強の意欲が湧かない!
志望校は超一流の難関校であるにもかかわらず、いざ勉強しようと机に向かうと、勉強に対する意欲が全く湧かない。
夜はスマホを眺めて夜ふかし・・・。
朝は朝寝坊・・・
その結果、成績は低迷・・・。
このようなタイプの受験生が今、猛烈な勢いで増えています。
原因は「新型の勉強無気力症候群」
こうした症状を生み出す原因として急浮上しているのが「新型の勉強無気力症候群」です。
これは、従来からある無気力症候群とは、明らかに異なります。
「新型の勉強無気力症候群」が従来からある無気力症候群と比べて最も異なるのは、無気力になる結果、願望や欲望も生み出されにくくならないという点です。
むしろ、その正反対で、願望や欲望が暴走し、これによって受験生の苦悩が増すことも「新型の勉強無気力症候群」の特徴です。
従来型の受験生の無気力症候群とは?
「大学なんて、どこでもいい・・・」
「家でゴロゴロできたら、受験なんてどうでもいい」
このような答えが、無気力症候群に陥った受験生から返ってきました。
新型の無気力症候群の違いとは
一方、新型の無気力症候群では、現状の学力をはるかに超える超一流の難関校に合格したいという強い願望が生じます。
そのこと自体は、受験生としてとても素晴らしいことで、私の心療内科クリニックでも、脳医学と心療内科学によって、そうした受験生の夢を叶えてあげるのが最大のミッションです。
しかし、当然、すべて医学まかせだけでは超難関校には合格できません。
「新型の勉強無気力症候群」の場合は、勉強を実行するヤル気がわかず、そのギャップにより精神的な苦痛を感じるのが特徴となっています。
親も本人も誤解! 心の未熟さではない、脳の機能の問題
多くの場合、親御様は、受験生が超難関校を目指しながら、ちっとも勉強をしないと、その原因は単なる心の成長の未熟さや、あるいは性格の問題と考えがちです。
だから、受験生を叱りつけることになるわけですが、それで勉強が始められるかというと、ほとんどの場合、うまくいかないのが実情です。
なぜなら、その原因は、心の未熟さではなく、脳の機能の問題であることが多いからです。
そのため、親から叱りつけられることによるストレスや苦痛によって、勉強無気力症候群は悪化する傾向があります。
親から叱られると症状が悪化!
親から叱られると、その場では受験生は反抗しますが、多くの場合、受験生自身も心の内では自分が頑張れない人間だと悩みを深めます。
その結果、自己肯定感を失って、さらに無気力になっていくのです。
しかし、実際には、勉強無気力症候群は脳の機能の問題です。
だから、脳の機能を理解することで、はじめて解決への道が開けるのです。
脳の核心: 扁桃体の過剰な刺激が原因
勉強無気力症候群に陥った受験生に対して、専門の検査を行うと、特徴的な検査結果が出てきます。
それは、脳の扁桃体と呼ばれる部分が過剰に刺激され、それが思考力を生み出す前頭前野の働きを抑制してしまうことを示唆するデータなのです。
扁桃体とは、脳内で原始的な欲望を生み出す中心的な役割を担っている中枢です。
学力を超える超難関校に合格したいという原始的な欲望を生み出しているのも、この扁桃体の働きなのです。
一方、勉強を行う場合には、脳内の様々な領域を活用するものの、中心になっているのは、論理的思考力を生み出す前頭前野です。
勉強無気力症候群の場合は、扁桃体が過剰に刺激される結果、前頭前野が稼働しにくくなっています。
だから、勉強に対する意欲が湧きにくくなっているのです。
もちろん、脳の働きは極めて複雑で、実際にはこのように単純化できるものではありません。
ですから、このようなスキームが症状を生み出す原因の全てだというわけではありません。
ただし、勉強無気力症候群の場合、扁桃体の過剰な刺激と、それに伴う前頭前野の機能低下が、原因の中心を占めていることは確かです。
治療の可能性: 磁気刺激治療とCBT治療の組み合わせ
では、こうした勉強無気力症候群から回復し、志望校合格を勝ち取るためには、どうしたらいいのでしょうか?
その答えが、磁気刺激治療とCBT治療を組み合わせることです。
脳医学の発展で、磁気のパルスを当てることにより、脳の扁桃体の活動を正常化させることが可能となってきました。
それによって思考力と勉強への意欲が回復させることもできるのです
この治療法は成績向上と精神面の安定をもたらし、超難関校への合格率を高める可能性を秘めています。
具体的な治療については、こちらのページをご一読ください。
逆転で合格を果たした受験生の実例はこちらをご参照ください。
新型の無気力症候群の受験生は浪人を繰り返すリスクがあります。
これについては、以下の記事をご参考になさってください。
受験無気力症候群についての解説記事はこちらです!