【必読】落ち込んだ受験生の心が回復!心療内科医が教える親の励まし方とは? | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

【必読】落ち込んだ受験生の心が回復!心療内科医が教える親の励まし方とは?

 

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落ち込んだ受験生の心が回復!心療内科医が教える親の励まし方とは?

 

 

 

 

今日のテーマは「【必読】落ち込んだ受験生の心が回復!!心療内科医が教える親の励まし方?」です。

 

 

若い世代の脳が繊細になる傾向があり、これを受けて受験のプレッシャーは年々増しています。

多くの受験生が、模擬テストや定期テストの一度の失敗で自信を失い、モチベーションを低下させてしまいます。

だからこそ、親として、子どもの心に寄り添うための効果的なアプローチが求められています。


一般的に、多くの親は「君は頭が良いから、大丈夫だよ」といった励ましの言葉をかけることが多いですが、これは効果的であるとは言えず、むしろ危険な副作用が出てしまいがちです。

実は、過度な期待は受験生にプレッシャーをかけ、逆効果となることが心理学の研究で指摘されています。


それでは、受験生のメンタルを支えるための効果的な声かけはどのようなものでしょうか?

メンタル医学の研究によれば、受験生の心を正しく理解し励ますためには、以下のメンタル要素に焦点を当てることが効果的だということが明らかになっています。



① 達成欲 - 子どもの成功体験や過去の実績に言及する。


② 持続力 - 長時間の勉強や困難な課題に立ち向かった時の姿をほめる。


③ 忍耐力 - 諦めずに努力する姿勢を評価する。


④ 調和性 - 他人との協力やチームワークの良さを指摘する。


⑤ 分析思考 - 問題解決の能力や独自の考え方を尊重する。


⑥ 未来志向 - 長期的な目標や夢に対する取り組みをサポートする。


⑦ 寛容さ - 他人の違いや失敗を受け入れる態度を評価する。

 


これらの要素を踏まえた声かけは、脳の大脳辺縁系に好ましい作用を及ぼし、自信を回復させてあげる手助けとなる心理作用があることが明らかになっています。

 

 

以上の7つのメンタル要素には、重要な共通点があります。

なんだかお分かりになりますか?

それは、すべて誰でも地道な努力で高めることができるものだということです。

 

 

運は、自分の努力の範囲を超えたもので、どうしようもありません。

持って生まれた才能も、やはり同じです。

 

脳は自分でコントロールできないことに心がとらわれると、メンタルが悪化することが研究データとして証明されています。

実際、これによって、「受験うつ」を発症する人も、とても多いのです。

だからこそ、親が励ますときは、とことんまで、受験生が自分の意志でコントロールできることを厳選して声掛けをしてあげるべきなのです。

 

 

ご紹介したメンタルの7要素については、勉強のやる気の出ない受験生を励ます場合にも、とても有効だということがわかっています。

こちらについては、以下のページで解説していますので、ぜひご覧ください。