夏休み、自室に閉じこもるのは危険! 受験生は「引きこもり型受験うつ」を発症 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

夏休み、自室に閉じこもるのは危険! 受験生は「引きこもり型受験うつ」を発症

 

 

 

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夏休み、自室に閉じこもるのは危険!   受験生は「引きこもり型受験うつ」を発症

 

 

 

 

今日のテーマは、「夏休み、自室に閉じこもるのは危険!  受験生は引きこもり型受験うつを発症」です。

 

今週から夏休みに入った学校が多いと思います。

多くの受験生が半年後の 入試に向けて勉強に励んでいることでしょう。

しかし、夏休みの勉強の方法、特に場所選びについて、受験生専門の心療内科医として警告があります。

自宅の自室に閉じこもって一人で学習するというのは、受験生の脳に対して想像以上にリスクが伴うのです。


懸念されるのは、最近、急増している「引きこもり型受験うつ」。

これは、過度に孤独な学習環境が脳と心に悪影響を及ぼし、受験うつを悪化させる、非常に深刻な問題です。

夏休みに自室に閉じこもって勉強していた受験生が、2学期に「引きこもり型受験うつ」を発症し、それによって入試に落ちてしまうケースが、このところ、すごく増えてきているのです。


では、なぜ、このような状態に陥ってしまうのでしょうか。

これには、脳の機能に関わる生物学的な理由があります。

 

長時間一人で過ごすことで脳が受ける不自然な刺激が、特に前頭葉や扁桃体といった領域に悪影響を及ぼします。

これらは感情の制御や意志決定、問題解決能力に深く関わっており、その機能低下は学習効率の低下を招くのです。


更に、引きこもり生活は心理的な問題も引き起こします。

人間は社会的な生き物で、他人との交流を通じて自己認識を深め、自己肯定感を得ます。

自室に閉じこもってしまうと、この重要な経験が失われ、自尊心の喪失や孤独感の増大を招きます。

そして、これが受験うつをさらに悪化させる一因となるのです。


だからこそ、「引きこもり型受験うつ」の治療にあたっている医師として、私は皆さんに、自室だけでなく図書館や自宅のリビングなど、自分以外の人々が存在する場所で勉強をすることを強く推奨します。

自分以外の環境に触れ、他人とのコミュニケーションを持つことで、脳にとって自然な刺激を得ることができます。

さらに、他人の存在がリズムを整え、不規則な生活を避けることにも繋がります。


夏休みの間、試験への焦りや不安から自室に閉じこもりがちになるかもしれません。

しかし、その行動が引きこもり型受験うつを引き起こす可能性があるということを忘れないでください。

今すぐ部屋を出て、広い世界で新たな視野を広げ、自分の可能性を広げましょう。

健康な心と脳を保つことこそが、受験勉強における最大の味方になるのです。

 

 

「引きこもり型受験うつ」は、どのような脳と心のトラブルを起こすのか?

具体的には、どのようにすれば回復できるか?

「引きこもり型受験うつ」の詳しい解説と対策については、クリニックのホームページ「受験うつ対策ガイド 合格への道を開く情報が満載 Dr.吉田の受験うつ総合解説」で詳しく解説しています。

「引きこもり型受験うつ」については、このページの第4章です。

ぜひ、ご覧ください。

 

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