夏休みの成績アップのための朝のルーティーン | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

夏休みの成績アップのための朝のルーティーン

 

 

受験の心療内科

 

夏休みに成績アップ!朝のルーティーンとは?

 

 

 

今日のテーマは、「夏休みの成績アップのための朝のルーティーン」です。

夏休みの成績アップの秘訣は、ズバリ、朝の攻略にあると断言します。
 

夏休みは子供たちが待ち望む学校が休みとなる期間ですが、同時に学習にとっても重要な時期でもあります。

この期間、一気に成績が上がる子供がいるのはよく話題になりますが、逆に一気に下がる子供も同じくらいいるわけです。

 

では、その原因は何なのでしょうか?

それは実は、「朝寝坊と夜更かし」に隠されているのです。

 

なぜか?

心療内科学の研究で、夜更かし朝寝坊の生活リズムが脳に作用すると、わがままな感情が暴走しやすくなることがわかったのです。

 

もちろん、わがままだから夜更かし朝寝坊をするという因果関係は、当然、あります。

でも、それ以上に重要なのは、その正反対の方向の因果関係、つまり夜更かし朝寝坊の生活リズムが原因となって、脳内でわがままな感情が暴走するという作用があったわけです。


さらに、夏休み明けの9月に「受験うつ」になる子供を分析すると、その原因は昼夜逆転によるものが多いという統計データが得られています。

そう、この問題はかなりが朝の時間帯に関わっています。

そのため、「夏休みの成績アップの秘訣は朝にある」なんて言っても過言ではありません。


まず、朝寝坊と夜更かしを防ぐための第一歩は、起きた直後に脳の体内時計をリセットすることです。

具体的にはどうすれば良いのでしょうか?

それはとても簡単です。

朝起きたら、まず窓から外を見ること。

そうすることで脳の視交叉上核が刺激を受け、体内時計がリセットされます。


また、二番目の体内時計が肝臓に存在していることも、最近の研究で解明されています。

そのため、朝食をしっかりと摂ることで、体内時計がより正確に調節されます。

夏休みは遊びや勉強に精力的に取り組むため、朝食のカロリーを増やし、その分、夕食のカロリーを減らすのが良いのです。


さらに、体を動かすことも体内時計の調節に効果があります。

昔のラジオ体操はその一例で、日の出と共に体を動かす習慣は、体内時計を整え、学習効果を上げるのに役立っていました。

ラジオ体操をご家庭でやるのがよいのですが、代わりに散歩をするのもおすすめです。

 

朝寝坊や夜更かしは避け、体内時計を整えるために朝の光を浴び、しっかりと朝食を摂り、体を動かす。

これらが理想的な夏休みの過ごし方となり、成績アップにつながるはずです。

これからの夏休み、新しい朝の習慣を始めてみませんか?

 


ご紹介した成績を上げるための朝の攻略法の詳しい解説は、以下のユーチューブの対談で解説しています。

昨日、アップされたばかりです。

夏休みの攻略の3回シリーズ、おとといご紹介した動画が第1弾!

昨日、第2弾の友人関係、そして、今日ご紹介した朝の攻略法が第3弾!

ぜひ、ご視聴いただきたいです。

 

中学受験のチャンネルですが、高校受験や大学受験にも役立つ中身です。

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また、生活リズムを整えて成績を上げる秘訣については、クリニックのホームページの脳医学が導く受験の成功 早起きとサーカディアンリズムで合格をつかむ」でも、詳しく解説しています。

ぜひ、こちらもご一読ください。

 

 

 

 

 

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